ブートニア:新郎を彩る小さな花
ウェディングの質問
先生、「結婚」と「結婚式」ってどちらも同じ意味に思えるんですけど、何か違いはあるんですか?あと、『ブートニア』って聞いたことがないんですが、何のことか教えて下さい。
ブライダル研究家
良い質問ですね。「結婚」は夫婦になるという契約や状態のことを指します。一方「結婚式」は、結婚を祝う儀式、イベントのことです。結婚という状態になるために行うのが結婚式ですね。
『ブートニア』は、新郎の服の胸に飾る花のことです。フランス語で「ボタン穴」という意味で、昔は実際にボタン穴に挿していました。
ウェディングの質問
なるほど!結婚は状態、結婚式はその状態になるための儀式なんですね。
ブートニアは新郎の胸に飾る花…新婦が持つ花束と何か関係があるんですか?
ブライダル研究家
その通りです。新婦が持つ花束、ブーケと同じ種類の花でブートニアを作るのが一般的です。多くの場合、ブーケの代金にブートニアの代金も含まれていますよ。
ブートニアとは。
新郎の胸に飾る花のことを「ブートニア」といいます。フランス語で「ボタン穴」という意味で、元々は上着の左胸にあるボタン穴に挿していました。今では、胸に飾る花飾りとして、襟に留めることが多いです。普通は、新婦が持つ花束と同じ種類の花を使って、同じ雰囲気になるように組み合わせます。多くの場合、花束の料金にブートニアの料金も含まれています。
ブートニアとは
花婿の左胸を彩る小さな花飾り、それが「花婿の胸飾り」です。この飾りは、フランス語で「ボタン穴」を意味する言葉に由来しています。その昔、上着の襟のボタン穴に花を挿していたことが、この名前の由来となっています。今では、花束のようにまとめた小さな花飾りを、左襟に留めるスタイルが一般的です。結婚式という特別な日に、花婿の装いをさりげなく引き立て、華やかさを添える大切な役割を担っています。
花婿の胸飾りは、ただの花飾りではありません。多くの場合、花嫁が持つ花束と組み合わせを考えて作られます。花嫁の花束に使われている花の一部を、花婿の胸飾りにも用いることで、二人の一体感を表現します。色合いや花の種類を合わせることで、統一感のある華やかな雰囲気を演出することができるのです。また、花嫁の花束と花婿の胸飾りを合わせることは、二人の心が繋がっていることの象徴ともされています。
小さな花飾りですが、花婿の胸元で光り輝き、その存在感は決して小さくありません。結婚式という晴れの舞台にふさわしい、格調高い雰囲気を醸し出します。花嫁の美しさを引き立てるだけでなく、花婿自身も華やかに彩り、二人の門出を祝福するのに欠かせないアイテムと言えるでしょう。近年では、様々な種類の花や葉、リボンなどを用いて、個性あふれる花婿の胸飾りが作られています。二人の好みに合わせて、世界に一つだけの特別な花婿の胸飾りを選ぶのも、結婚式の楽しみの一つと言えるでしょう。
項目 | 説明 |
---|---|
名称 | 花婿の胸飾り |
由来 | フランス語で「ボタン穴」を意味する言葉。昔、上着の襟のボタン穴に花を挿していたことから。 |
現在のスタイル | 花束のようにまとめた小さな花飾りを左襟に留める。 |
役割 | 花婿の装いを引き立て、華やかさを添える。花嫁との一体感を表現。二人の心が繋がっていることの象徴。門出を祝福するアイテム。 |
作り方 | 花嫁の花束と組み合わせを考えて作られることが多い。花嫁の花束に使われている花の一部を用いる。色合いや花の種類を合わせる。 |
近年における傾向 | 様々な種類の花や葉、リボンなどを用いて、個性あふれる胸飾りが作られる。 |
ブーケとの調和
花嫁が持つ花束と、花婿の胸に飾る小さな花飾り、これらは結婚式で欠かせないものです。花婿の胸に飾る花飾りは、花嫁の花束と同じ花を使って作られることがほとんどです。これは、見た目にも美しく、新郎新婦が二人で一つであるという絆を表す大切な意味を持ちます。
花束と花飾りの花の種類や色合いを合わせることで、結婚式全体の統一感が生まれます。まるで、新郎新婦が一つの絵画のように美しく調和し、二人の門出を祝う舞台を一層華やかに彩ります。同じ花を使うことで、香りも一つにまとまり、新郎新婦の周りに幸せな空気を漂わせます。まるで、二人の喜びが香りとなって広がっていくようです。
花嫁の花束の一部を花婿の花飾りに使うこともあります。これは、二人の心が繋がっていることを象徴し、より深い絆を感じさせます。まるで、一つの命が二つに分かれ、再び一つになるかのように、二人の結びつきを強く印象づけます。
花束と花飾りは、単なる飾りではなく、新郎新婦の心を映し出す鏡のようなものです。お互いの花を引き立て合い、より魅力的に見せる効果も期待できます。まるで、お互いを尊重し合い、高め合う二人の姿を表しているかのようです。
このように、花嫁の花束と花婿の花飾りは、結婚式の中で重要な役割を果たしています。二人の絆を表現し、結婚式全体の雰囲気を作り出し、二人の門出を祝福する大切な要素なのです。
アイテム | 詳細 | 意味 | 効果 |
---|---|---|---|
花嫁のブーケ | 結婚式で花嫁が持つ花束 | – | – |
花婿のブートニア | 花婿の胸に飾る小さな花飾り。 花嫁のブーケと同じ花を使うことが多い。 |
新郎新婦が二人で一つであるという絆の象徴 | 見た目にも美しく、新郎新婦が調和する |
花の種類・色合いの統一 | ブーケとブートニアの花の種類や色合いを合わせる | – | 結婚式全体の統一感が生まれる。 新郎新婦が一つの絵画のように美しく調和する。 香りが一つにまとまり、幸せな空気を漂わせる。 |
ブーケの一部をブートニアに | 花嫁のブーケの一部を花婿のブートニアに使う | 二人の心が繋がっていることの象徴 より深い絆 |
二人の結びつきを強く印象づける |
ブーケとブートニア全体 | – | 新郎新婦の心を映し出す鏡 | お互いの花を引き立て合い、より魅力的に見せる |
ブートニアの由来
新郎の胸元を飾る小さな花飾り、ブートニア。結婚式には欠かせないこの飾りには、実は古くからの言い伝えが込められています。その発祥は中世ヨーロッパ、騎士が活躍した時代まで遡ります。当時、命がけで戦場へ向かう騎士たちは、愛する女性から形見として花束を贈られていました。騎士はその花束の中から一輪の花を選び抜き、鎧のボタン穴に挿して戦場へと赴いたのです。鎧のボタン穴は心臓に近い位置にあるため、愛する人の想いを胸に抱き、無事に帰るという意味が込められていたと言われています。
この風習が時代と共に変化し、やがて結婚の儀式に取り入れられるようになりました。花を贈る女性は、結婚を誓い合った未来の妻となり、騎士は花を受け取る新郎となりました。現代の結婚式では、新婦が持つブーケの中から一輪の花を抜き取り、新郎の胸ポケットに挿すのが一般的です。これは、中世騎士の風習を現代風にアレンジしたものと言えます。ブートニアは、新婦から新郎への愛の証であり、「あなたと共に生きていく」という誓いの証でもあります。また、中世の騎士たちが戦場での幸運を願ったように、現代のブートニアにも幸せを願う意味が込められています。小さな花に込められた深い愛と願いは、時代を超えて今もなお受け継がれ、結婚式という特別な日を彩る大切な一部として、人々に愛され続けています。
項目 | 内容 |
---|---|
ブートニアの起源 | 中世ヨーロッパの騎士が、愛する女性から贈られた花束から一輪を鎧のボタン穴に挿して戦場に向かった風習。 |
ブートニアの挿す場所 | 鎧のボタン穴(心臓に近い位置)→現代では新郎の胸ポケット |
ブートニアの意味 |
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現代のブートニア | 新婦が持つブーケの中から一輪の花を抜き取り、新郎の胸ポケットに挿す。中世騎士の風習を現代風にアレンジしたもの。 |
ブートニアの価格
花婿の胸元を飾る小さな花飾り、ブートニア。その価格は、使用する花の種類やデザイン、そして花嫁の持つ花束との組み合わせによって大きく変わってきます。一般的には、花束の価格に含まれていることが多いため、別途費用がかからない場合もあります。しかし、別料金となる場合もあるので、事前に確認しておくことが大切です。
ブートニアの価格帯は、数千円から数万円までと幅広く、予算に合わせて選ぶことができます。比較的手頃な価格で済ませたい場合は、一輪のシンプルな花や季節の花を使ったデザインを選ぶと良いでしょう。一方、こだわりのあるデザインや珍しい花材、高級な花材を使用する場合は、価格が高くなる傾向があります。例えば、胡蝶蘭やバラなど、人気の高い花材は比較的高価です。また、リボンや飾りなどの装飾を加えることで、さらに費用が上乗せされることもあります。
ブートニアを選ぶ際には、まず予算を立てることが重要です。結婚式全体の予算を考慮し、ブートニアにかけられる金額を決めましょう。そして、その予算内で希望に合ったデザインや花材を選ぶようにします。式場によっては提携している花屋がある場合もあります。提携している花屋であれば、式場の雰囲気に合ったブートニアを提案してくれるだけでなく、割引などの特典を受けられる可能性もあります。費用の面でも納得のいく選択をするために、複数の選択肢を比較検討し、後悔のないブートニアを選びましょう。
項目 | 内容 |
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価格 | 数千円~数万円 花の種類、デザイン、花嫁の花束との組み合わせによる 花束の価格に含まれる場合と別料金の場合あり |
価格を抑える場合 | 一輪のシンプルな花、季節の花 |
価格が高くなる場合 | こだわりのあるデザイン、珍しい花材、高級な花材(胡蝶蘭、バラなど)、装飾の追加 |
選び方のポイント |
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ブートニアをつける意味
結婚式の彩りを添える小さな花飾り、ブートニア。一見すると、新郎の胸元を飾る小さな飾り物に過ぎないように思えますが、実は深い意味と歴史が込められた、大切なアイテムなのです。
ブートニアの起源は、中世ヨーロッパに遡ります。騎士が戦場に向かう際、愛する女性から贈られた花を兜に挿し、無事に帰ることを誓ったと言い伝えられています。この風習が時代を経て、結婚式に取り入れられるようになり、新婦から新郎への愛の証として、ブートニアが贈られるようになりました。
結婚式において、新婦が持つブーケには、新郎がプロポーズの時に贈った花束から一輪の花を抜き取って、ブートニアとして胸元に挿すという素敵な習慣があります。これは、プロポーズの時の喜びと感動を再び分かち合うという意味が込められており、二人の愛の始まりを象徴する大切な儀式となっています。
ブートニアは、新郎の左胸、心臓に近い位置に付けられます。これは、新婦からの愛を直接受け止めるという意味があり、永遠の愛を誓い合う二人の強い絆を表しています。また、ブートニアを身につけることで、新郎は大切な人から愛されているという自信と誇りを持って式に臨むことができるとも言われています。
小さな花飾りであるブートニアですが、そこには、二人の愛の物語、未来への希望、そして永遠の誓いといった、様々な想いが込められています。結婚式という人生の大切な節目において、ブートニアは二人の愛の証として、いつまでも輝き続けるでしょう。
項目 | 内容 |
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起源 | 中世ヨーロッパで、騎士が戦場に向かう際、愛する女性から贈られた花を兜に挿し、無事に帰ることを誓った。 |
意味 | 新婦から新郎への愛の証 |
ブーケとの関係 | 新婦のブーケから一輪の花を抜き取ってブートニアとする。プロポーズの喜びと感動を再び分かち合うという意味が込められている。 |
着用位置 | 新郎の左胸、心臓に近い位置 |
象徴 | 新婦からの愛、永遠の愛の誓い、二人の強い絆 |
その他 | 新郎は大切な人から愛されているという自信と誇りを持って式に臨むことができる。二人の愛の物語、未来への希望、永遠の誓いといった想いが込められている。 |