サムシング・ブルー:幸せを呼ぶ青いおまじない
ウェディングの質問
先生、「サムシング・ブルー」って、結婚式で何か青いものを身につけるっていうものですよね? なぜ青色なんですか?
ブライダル研究家
いい質問だね。サムシング・ブルーの青色は、聖母マリアのシンボルカラーとされていて、花嫁の純潔や誠実、清らかさを表しているんだよ。
ウェディングの質問
へえー!聖母マリアと関係があったんですね。じゃあ、何か青いものを身につけないと結婚できないんですか?
ブライダル研究家
そういうわけではないよ。サムシング・ブルーは、ヨーロッパの言い伝えに基づく習慣だから、必ずしも必要ではないんだ。ただ、幸せを願うおまじないのようなものだから、取り入れる人も多いんだよ。
サムシング・ブルーとは。
「結婚」と「結婚式」には『サムシング・ブルー』という言葉があります。これは「何か青いもの」という意味で、花嫁の清らかさを表します。西洋では、結婚式の衣装のすそに青いリボンをつけたり、下着や靴下どめに青いリボンをつけたものを身につけることが多いそうです。
サムシング・ブルーとは
「サムシング・ブルー」とは、ヨーロッパで古くから伝わる結婚式の言い伝えの一つです。花嫁が結婚式に青いものを身につけることで、幸せになれると信じられています。この言い伝えは、「サムシング・フォー」と呼ばれる4つのアイテム、つまり「何か古いもの」「何か新しいもの」「何か借りたもの」「何か青いもの」のうちの一つです。花嫁がこれら4つのアイテムを結婚式で身につけることで、生涯の幸せを願う、という伝統が受け継がれてきました。
青い色は、聖母マリアの象徴の色とされています。そのため、サムシング・ブルーは聖母マリアの加護を願うという意味合いも含まれています。聖母マリアは、純潔や清らかさの象徴であり、花嫁が青いものを身につけることで、これと同じような清らかさや純粋さを持ち、幸せな結婚生活を送れるようにという願いが込められています。
サムシング・ブルーとして選ばれるものは様々です。青いリボンや青いアクセサリー、青い花など、目立たない小さなものから、華やかなものまで、花嫁の好みに合わせて選ばれます。例えば、ブーケに青い花を添えたり、靴の裏に青いシールを貼ったり、ハンカチに青い刺繍を施したりと、多様な方法で「何か青いもの」を取り入れることができます。
サムシング・ブルーは、単なるおしゃれとしてではなく、花嫁の幸せを願う、古くからの伝統に基づいた風習です。目には見えないけれど、大切な意味を持つサムシング・ブルーを身につけることで、花嫁は自信に満ち溢れ、晴れやかな気持ちで結婚式に臨むことができるのではないでしょうか。
サムシング・フォー | 意味 | 例 |
---|---|---|
何か古いもの | 伝統や家族との繋がり | 母親から譲り受けたアクセサリーなど |
何か新しいもの | 新しい人生への希望 | 新しいドレスや靴など |
何か借りたもの | 友人・知人からの祝福 | 幸せな結婚生活を送っている友人から借りたアクセサリーなど |
何か青いもの (サムシング・ブルー) |
聖母マリアの加護 純潔・清らかさ 幸せな結婚 |
青いリボン、青いアクセサリー、青い花など |
青い色の意味
青い色は、西洋、特にヨーロッパでは古くから特別な意味を持っています。 キリスト教において聖母マリアの象徴色であり、清らかさ、誠実さ、信頼、貞操といった高潔なイメージと結びつけられてきました。結婚式に取り入れる「サムシング・ブルー」の青い色も、まさにこの聖なる意味を受け継いでいます。花嫁の清らかさを守り、幸せを願うおまじないとして、青いものを身につける慣わしは、今も大切に受け継がれています。
また、青い色は、大空や海といった広大な自然を思い起こさせます。果てしなく続く空や海の青色は、永遠や無限の象徴であり、結婚という人生における大きな節目において、永遠の愛と幸せを誓い合う二人を祝福する色としてもふさわしいと言えるでしょう。深い青色は、静寂や落ち着きを感じさせる色でもあります。これから始まる新しい生活への不安や緊張を和らげ、穏やかな気持ちで新たな一歩を踏み出せるようにという願いも込められているのかもしれません。
サムシング・ブルーは、ただ青い色のものを身につけるという単純なものではありません。そこには、古くからの言い伝えや、花嫁の幸せを願う深い意味、そしてこれから始まる二人の人生への祝福が込められています。代々受け継がれてきた大切な言い伝えとして、これからも多くの花嫁に幸せを届けてくれることでしょう。単なる流行ではなく、世代を超えて受け継がれる伝統の重みと、祝福の思いが込められたサムシング・ブルーは、結婚式という特別な日を彩る大切な要素の一つです。
サムシング・ブルー | 意味 |
---|---|
青い色 | 聖母マリアの象徴色。清らかさ、誠実さ、信頼、貞操といった高潔なイメージ 永遠や無限の象徴 静寂や落ち着き |
サムシング・ブルーの慣わし | 花嫁の清らかさを守り、幸せを願うおまじない 永遠の愛と幸せを誓い合う二人を祝福 新しい生活への不安や緊張を和らげ、穏やかな気持ちで新たな一歩を踏み出せるようにという願い |
サムシング・ブルーの意義 | 古くからの言い伝えや、花嫁の幸せを願う深い意味、そしてこれから始まる二人の人生への祝福が込められている 世代を超えて受け継がれる伝統の重みと、祝福の思い |
取り入れ方
幸せな結婚のおまじないとして、欧米から伝わってきた『サムシング・ブルー』。 花嫁が結婚式に青いものを身につけると幸せになれるという言い伝えです。青色は純潔や誠実、貞節の象徴とされ、花嫁の清らかさを表すとされています。
この『サムシング・ブルー』は、派手に取り入れるよりも、さりげなく、目立たない場所に忍ばせるのが粋なやり方とされています。まるで秘密のまじないのように、こっそりと青いものを身につけることで、より一層特別感が増すことでしょう。
青いものを取り入れる方法は様々です。例えば、ウェディングドレスの裏地や裾に青いリボンを縫い付けるのはいかがでしょうか。普段は見えない場所にこそ、幸せを願う気持ちが込められています。また、青いアクセサリーを身につけるのもおすすめです。イヤリングやネックレス、ブレスレットなど、お気に入りのデザインを選んで、花嫁の装いに華を添えてみましょう。
青いハンカチをそっとバッグに忍ばせるのも良いでしょう。何かあった時にさっと使えるだけでなく、目立たないながらも幸せのおまじないとして、花嫁の心を支えてくれるはずです。
ブーケの中に青い花を忍ばせるのも素敵です。白い花の中に青い花がさりげなく混ざり合うことで、上品で洗練された印象を与えます。また、ネイルを青にするのも最近の流行です。指先に青い輝きを添えることで、華やかさを演出できます。
青い靴を履くという選択肢もあります。歩くたびにちらりと見える青い靴は、花嫁の可憐さを引き立てます。
最近では、青いガーターベルトを身につける花嫁も増えているようです。ガーターベルトは、欧米では古くから花嫁が身につけるものとされており、幸せの象徴とされています。
このように、『サムシング・ブルー』の取り入れ方は様々です。花嫁の個性や好みに合わせて、自由にアレンジしてみましょう。大切なのは、青いものを身につけることで、幸せを願う気持ちを持つことです。たとえ目立たなくても、心の中に青い色の意味を込めて、結婚式に臨むことで、きっと忘れられない一日となることでしょう。
サムシング・ブルーのアイテム | 説明 |
---|---|
ウェディングドレスの裏地や裾に青いリボン | 普段は見えない場所に幸せを願う気持ちを込める |
青いアクセサリー(イヤリング、ネックレス、ブレスレットなど) | 花嫁の装いに華を添える |
青いハンカチ | バッグに忍ばせ、何かあった時に使えるだけでなく、おまじないとしても |
ブーケの中に青い花 | 白い花の中に青い花がさりげなく混ざり合い、上品で洗練された印象 |
青いネイル | 指先に青い輝きを添え、華やかさを演出 |
青い靴 | 歩くたびにちらりと見える青い靴は、花嫁の可憐さを引き立てます。 |
青いガーターベルト | 欧米では古くから花嫁が身につけるものとされており、幸せの象徴 |
現代風のアレンジ
遠い昔から受け継がれてきた結婚の言い伝えであるサムシング・ブルー。花嫁の幸せを願うこの風習も、現代の結婚式では様々な形に姿を変え、取り入れられています。古くは青いガーターベルトを身につけることが一般的でしたが、今はもっと自由な発想で、ふたりらしさを表現する方法がたくさんあります。
例えば、指輪の内側に青い宝石を埋め込むのはどうでしょうか。結婚指輪は毎日身につけるものなので、常に幸せのお守りを持ち歩くことができます。また、青い糸で名前や日付を刺繍したハンカチを手作りするのも素敵です。世界にたった一つの、特別なサムシング・ブルーになります。新郎の胸元を彩るポケットチーフに、さりげなく青い刺繍を施すのも粋な計らいです。
結婚式のテーマカラーとして青を取り入れるのも、現代風のアレンジとして人気です。会場全体を淡い青色で統一したり、テーブルクロスや装花に青を基調としたものを選んだりすることで、上品で洗練された雰囲気を演出できます。また、ウェルカムスペースに青い小物を飾るのもおすすめです。青いリボンで飾られた写真立てや、青いガラス細工などを置けば、訪れる人々を優しく迎え入れることができます。
大切なのは、ふたりが心から気に入る方法でサムシング・ブルーを取り入れることです。伝統を重んじながらも、自分たちらしいアレンジを加えることで、より一層思い出深い、特別な一日となるでしょう。サムシング・ブルーは、単なる習慣ではなく、これから始まる幸せな結婚生活への願いを込めた、大切な儀式なのです。
サムシング・ブルーの現代的なアレンジ | 説明 |
---|---|
指輪 | 指輪の内側に青い宝石を埋め込む |
ハンカチ | 青い糸で名前や日付を刺繍したハンカチを手作りする |
新郎のポケットチーフ | さりげなく青い刺繍を施す |
結婚式のテーマカラー | 会場全体を淡い青色で統一したり、テーブルクロスや装花に青を基調としたものを選んだりする |
ウェルカムスペース | 青いリボンで飾られた写真立てや、青いガラス細工などを飾る |
サムシング・ブルーで幸せな結婚式を
結婚という人生の大きな節目において、古くから伝わる言い伝えは、二人の門出を祝福する大切な要素です。その中でも「サムシング・ブルー」は、花嫁の幸せを願う、美しく心温まる習慣として、現代にも受け継がれています。「サムシング・ブルー」とは、結婚式で花嫁が青いものを身につけることで、聖母マリアの加護を受け、永遠の愛と幸せを祈願するという言い伝えです。青い色は、聖母マリアのシンボルカラーであり、純粋さ、誠実さ、貞節、そして永遠の愛を象徴しています。何か青いものを身につけることで、これらの象徴的な意味を身にまとい、幸せな結婚生活へと繋げると信じられてきました。
具体的には、青いリボンをブーケに結んだり、青いアクセサリーを身につけたり、青いハンカチを忍ばせるなど、様々な方法で「サムシング・ブルー」を取り入れることができます。
「サムシング・ブルー」は、単なる流行の装飾品ではなく、深い意味を持つお守りです。その由来や意味を知ることで、サムシング・ブルーはより特別な存在となり、結婚式というかけがえのない日を彩る、大切な一部となるでしょう。
現代の結婚式では、それぞれの個性や希望を反映した、多様なスタイルが尊重されています。古き良き伝統を大切にしながらも、自分たちらしい表現を取り入れることで、世界に一つだけの、思い出深い結婚式を創り上げることができます。サムシング・ブルーは、そんな自由な発想の中で、新たな意味や輝きを与えられる可能性を秘めています。例えば、手作りのアクセサリーに青いビーズをあしらったり、ドレスの裏地に青い布を縫い込んだりすることで、自分たちらしさを表現しながら、伝統への敬意も示すことができます。
サムシング・ブルーを通じて、幸せへの願いを込め、二人の未来を祝福しましょう。きっと、忘れられない、感動的な一日となるでしょう。
サムシング・ブルーとは | 花嫁が結婚式で青いものを身につける習慣 |
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由来 | 聖母マリアの加護を受け、永遠の愛と幸せを祈願する言い伝え |
青色の意味 | 聖母マリアのシンボルカラーであり、純粋さ、誠実さ、貞節、永遠の愛を象徴 |
具体的な方法 |
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現代における意味 | 伝統への敬意を示しつつ、自分たちらしさを表現する方法 |