幸せを運ぶお菓子、ドラジェサーブの魅力
ウェディングの質問
先生、「ドラジェサーブ」って、結婚式の時に飴を配ることですよね?どんな意味があるんですか?
ブライダル研究家
そうだね、小さな砂糖菓子を配る儀式のことだよ。フランスの習慣で、アーモンドを砂糖で包んだ「ドラジェ」を配ることで、幸せのおすそ分けをするという意味があるんだよ。
ウェディングの質問
幸せのおすそ分け!素敵ですね。結婚式の何時頃に行うものなんですか?
ブライダル研究家
お色直し後の再入場や、お見送りの時に行われることが多いよ。新郎新婦から直接ゲストに手渡しすることで、感謝の気持ちを伝える意味もあるんだ。
ドラジェサーブとは。
砂糖菓子を薄い布で包んだものを、新郎新婦が結婚式にきてくれた人たちに直接手渡すことを『ドラジェサーブ』といいます。これは、お色直し後の再入場や、お見送りの時などに行われることが多いです。
ドラジェサーブとは
「ドラジェサーブ」とは、結婚披露宴における演出の一つで、新郎新婦が列席者一人ひとりに、薄い絹織物のようなチュールで包んだ砂糖菓子であるドラジェを手渡すことを指します。ドラジェはアーモンドを砂糖でコーティングしたヨーロッパ、とりわけフランスの伝統菓子であり、幸福の象徴とされています。古くから結婚式や洗礼式、出産祝いなど、おめでたい席で配られてきました。
その愛らしい見た目と、幸せのおすそ分けという意味合いから、近年の日本の結婚式でもドラジェサーブを取り入れる夫婦が増えています。ドラジェサーブは、単なる菓子の配布ではなく、列席者との距離を縮め、感謝の気持ちを伝える特別な時間となります。新郎新婦から直接お祝いの言葉を添えて手渡しすることで、列席者一人ひとりに心温まる思い出を刻むことができます。また、華やかな衣装をまとった新郎新婦が、色とりどりのドラジェを手渡す様子は、写真にも美しく映えます。結婚式の素敵な一場面として、列席者の記憶にも鮮やかに残ることでしょう。
ドラジェの色や包み方、数にも意味があり、例えば白いドラジェは純粋さを、ピンクは愛情を表すと言われています。また、包まれたドラジェの数は奇数であることが縁起が良いとされ、特に「5」は「健康・富・幸福・子孫繁栄・長寿」の五つの幸せを象徴すると言われています。このように、ドラジェには様々な意味が込められており、それらを理解することで、ドラジェサーブがより一層意味深いものとなるでしょう。
ドラジェサーブを行うタイミングは、披露宴の結びの場面や、各テーブルを回る歓談中の時間などが一般的です。列席者へ感謝の気持ちを伝えるとともに、幸せのおすそ分けとしてドラジェを贈ることで、結婚式がより温かく、思い出深いものとなるでしょう。ドラジェサーブは、新郎新婦と列席者との心の距離を縮める、素敵な演出と言えるでしょう。
項目 | 内容 | |
---|---|---|
ドラジェサーブとは | 結婚披露宴の演出の一つ。新郎新婦が列席者一人ひとりに、チュールで包んだドラジェを手渡す。 | |
ドラジェとは | アーモンドを砂糖でコーティングしたヨーロッパの伝統菓子。幸福の象徴。結婚式、洗礼式、出産祝いなどのおめでたい席で配られる。 | |
ドラジェサーブの意味 | 列席者との距離を縮め、感謝の気持ちを伝える。幸せのおすそ分け。写真映えもする。 | |
ドラジェの色・数・包み方の意味 |
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ドラジェサーブのタイミング | 披露宴の結び、歓談中 |
実施のタイミング
結婚披露宴を彩る演出の一つとして、近年人気を集めているのが菓子撒きです。中でも、フランスの祝い菓子であるドラジェを配るドラジェサーブは、上品で華やかな印象を与え、多くの新郎新婦に選ばれています。では、このドラジェサーブは、披露宴のどのタイミングで行うのが良いのでしょうか。一般的には、お色直しの後の再入場時か、お見送りの際に行うことが多いようです。
お色直し後の再入場時に行う場合は、高砂に向かう前に各テーブルを回り、ゲスト一人ひとりにドラジェを手渡しながら言葉を交わします。再入場直後で会場の雰囲気が高まっているため、ゲストと喜びを分かち合い、祝福ムードをさらに盛り上げることができます。この時、感謝の言葉と共にドラジェを渡すと、より気持ちが伝わるでしょう。
一方、お見送りの際に行う場合は、ゲスト一人ひとりに感謝の気持ちを直接伝えながらドラジェを手渡すことができます。披露宴の締めくくりとして、温かい雰囲気の中で感謝の思いを伝えることができる点が魅力です。ゆっくりと会話をする時間もとれるため、ゲストへ感謝の気持ちを伝えたいという新郎新婦におすすめです。
また、ガーデンウェディングのような屋外で行う場合は、デザートビュッフェと合わせてドラジェサーブを行うのも良いでしょう。開放的な空間で、デザートを楽しみながらゲストと語り合うひとときを演出できます。自然光の中で色とりどりのドラジェはより美しく映え、写真映えも期待できます。
このように、ドラジェサーブを実施するタイミングは様々です。披露宴全体の構成や雰囲気、ゲストとの交流の時間をどれくらい取りたいかなどを考慮し、自分たちに合ったスタイルで取り入れてみましょう。どのような形であれ、感謝の気持ちを伝えることが最も大切です。
タイミング | メリット | ポイント |
---|---|---|
お色直し後の再入場時 | 再入場直後で会場の雰囲気が高まっているため、ゲストと喜びを分かち合い、祝福ムードをさらに盛り上げることができる。 | 感謝の言葉と共にドラジェを渡す |
お見送り時 | ゲスト一人ひとりに感謝の気持ちを直接伝えながらドラジェを手渡すことができる。披露宴の締めくくりとして、温かい雰囲気の中で感謝の思いを伝えることができる。ゆっくりと会話をする時間もとれる。 | 温かい雰囲気の中で感謝の思いを伝える |
デザートビュッフェ時(ガーデンウェディングなど) | 開放的な空間で、デザートを楽しみながらゲストと語り合うひとときを演出できる。自然光の中で色とりどりのドラジェはより美しく映え、写真映えも期待できる。 | 自然光の中で色とりどりのドラジェはより美しく映え、写真映えも期待 |
包み方
お祝いの席で配られる砂糖菓子、ドラジェ。その包み方ひとつで印象が大きく変わります。定番の包み方としては、チュール素材を用いる方法があります。チュールは柔らかな風合いで光沢感があり、包まれたドラジェを上品に、そして華やかに見せてくれます。お式のテーマカラーや、お召しになる衣装の色合いに合わせてチュールを選ぶと、統一感が生まれてより一層素敵です。
チュールで包んだドラジェは、そのままでも綺麗ですが、リボンや造花で飾り付けを施すとさらに華やかさを増します。リボンの色や素材、造花の種類を変えるだけでも雰囲気がガラリと変わりますので、様々な組み合わせを試してみるのも楽しいでしょう。例えば、可愛らしい雰囲気を出したい場合は、パステルカラーのリボンと小さな造花を組み合わせるのがおすすめですし、上品な雰囲気にしたい場合は、サテンリボンと大きめの造花を組み合わせるのが良いでしょう。
最近では、チュール以外にも様々な素材でドラジェを包むのが流行しています。例えば、オーガンジーは、チュールよりも透け感があり、軽やかな印象を与えます。レース素材は、繊細な模様が美しく、上品で落ち着いた雰囲気を演出してくれます。他にも、和風の結婚式であれば、和紙で包むのも素敵です。素材によって印象が大きく変わるので、結婚式の雰囲気や好みに合わせて選んでみましょう。
色合いも重要なポイントです。お祝いの席にふさわしい華やかな色を選ぶのも良いですし、落ち着いた色合いで上品な印象を与えるのも良いでしょう。また、複数の色を組み合わせることで、より華やかで個性的なドラジェに仕上げることもできます。
包み方にも様々な工夫を凝らすことができます。例えば、チュールを複数枚重ねて包んだり、リボンを蝶結びにしたり、造花を複数個付けたりすることで、オリジナリティあふれるドラジェに仕上がります。少し手間を加えるだけで、特別感のある贈り物になります。
ドラジェの包み方は、結婚式のテーマや雰囲気、そして二人の好みに合わせて自由にアレンジできます。様々な素材や色、飾り付けを試して、世界に一つだけのオリジナルドラジェを作り、大切なゲストへのおもてなしに心を込めてみましょう。
素材 | 特徴 | 雰囲気 | 装飾例 |
---|---|---|---|
チュール | 柔らかい風合い、光沢感 | 上品、華やか | リボン、造花 |
オーガンジー | 透け感、軽やか | 軽やか | – |
レース | 繊細な模様 | 上品、落ち着いた | – |
和紙 | – | 和風 | – |
色合い | 雰囲気 |
---|---|
華やかな色 | 華やか |
落ち着いた色 | 上品 |
複数色 | 華やか、個性적 |
包み方 | 特徴 |
---|---|
チュール複数枚重ね | – |
リボン蝶結び | – |
造花複数個 | – |
ドラジェの種類
祝い菓子として親しまれている砂糖菓子、ドラジェ。その中心には、香ばしいアーモンドが潜んでいるものが一般的です。アーモンドを何層にも砂糖で包み込み、つやつやとした光沢を帯びた宝石のような姿が特徴です。しかし近頃は、お菓子作りの技術革新や多様な好みに合わせ、様々な種類のドラジェが登場しています。例えば、アーモンドの代わりに風味豊かなチョコレートや、とろける甘さが魅力のキャラメルを芯にしたものなど、味覚のバリエーションも広がっています。
また、見た目にも華やかさを添える、色とりどりのドラジェも見逃せません。定番の白やピンク、パステルカラーに加え、鮮やかな赤や青、緑など、まるで虹のような色彩が楽しめます。さらに、可愛らしいハート型や星型、花型など、形にも工夫が凝らされており、見ているだけでも心が躍ります。結婚式のテーマカラーに合わせたドラジェを選んだり、季節感を演出するために春らしいパステルカラー、秋らしい深みのある色合いのドラジェを取り入れるなど、様々なアレンジが可能です。
結婚式に招くお客様の年齢層や好みを考慮してドラジェを選ぶのも、おもてなしの心を伝える大切なポイントです。小さなお子様が多い場合は、カラフルなチョコレートドラジェが人気です。甘いものが苦手な方には、甘さ控えめのものや、素材本来の味を楽しめるシンプルな砂糖菓子を用意するのも良いでしょう。アレルギーをお持ちのお客様がいらっしゃる場合は、事前にアレルギーの種類を確認し、安心して召し上がっていただけるドラジェを選ぶ配慮が欠かせません。小麦粉や卵、乳製品など、特定の食品を使わないで作られたドラジェもございますので、事前に調べておくと安心です。こうした細やかな気配りは、お客様への感謝の気持ちを表すだけでなく、記憶に残る素敵な結婚式を演出する一助となるでしょう。
種類 | 特徴 | バリエーション | 選び方のポイント |
---|---|---|---|
ドラジェ | 砂糖菓子。アーモンドを砂糖で包んだものが一般的。 |
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感謝の気持ちを込めて
結婚式という人生の大きな節目において、大切な方々へ感謝の思いを伝える場面は欠かせません。その感謝の気持ちを表す方法の一つとして「お菓子配り」があります。これは単に菓子を配る行為ではなく、一人ひとりと向き合い、感謝の気持ちを伝える大切な時間です。
「本日はお越しいただき、ありがとうございます」「これからもどうぞよろしくお願いします」といった感謝の言葉と共に、お菓子を手渡しましょう。心を込めて伝えることで、言葉はより深く相手に響きます。
さらに、お菓子配りの時間をより特別なものにするためには、ゲストの名前を呼びながら話しかけることをお勧めします。「〇〇さん、本日はありがとうございます」と名前を呼ぶことで、相手への配慮と感謝の気持ちがより伝わります。また、結婚式にまつわる思い出話や、ゲストとの過去の出来事などを交えながら会話を楽しむのも良いでしょう。例えば、「〇〇さんと初めて会ったのは、△△でしたね。懐かしいです」といった会話は、二人の間にある特別な絆を再確認する機会となります。
お菓子配りを通して、ゲストとの繋がりをより深め、心温まるひとときを共有しましょう。それは、結婚式という特別な日の素敵な思い出として、ゲストの心にも深く刻まれることでしょう。
最後に、笑顔で感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。明るい笑顔は、感謝の気持ちをより一層引き立て、幸せな雰囲気を共有する大切な要素です。
真心込めて感謝の気持ちを伝えることで、結婚式という一日を最高の形で締めくくることができるでしょう。
目的 | 方法 | ポイント |
---|---|---|
結婚式で感謝の気持ちを伝える | お菓子配り |
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演出としての魅力
祝宴に彩りを添える演出として、砂糖菓子の分配は特別な魅力を放ちます。きらびやかな衣装をまとった新郎新婦が、列席者一人ひとりに砂糖菓子を手渡す光景は、まるで絵画のように美しく、記憶に残る場面となるでしょう。写真や映像にもしっかりと残しておきたい、素敵な演出です。
砂糖菓子の分配は、列席者にも参加してもらえる演出としても人気を集めています。例えば、列席者に砂糖菓子を配る手伝いをしてもらったり、砂糖菓子を使った遊戯を取り入れるなど、様々な工夫が可能です。列席者と一緒に楽しめる演出を取り入れることで、会場全体が一体感に包まれ、より温かい祝宴となります。
さらに、砂糖菓子そのものにも様々な演出を取り入れることができます。色とりどりの砂糖菓子を組み合わせた華やかな飾り付けや、新郎新婦の名前や日付を入れた特注の砂糖菓子を用意するなど、祝宴の雰囲気や好みに合わせて様々なアレンジが可能です。こうした細やかな工夫は、列席者にとって特別な思い出となるでしょう。
砂糖菓子の分配は、単なるお菓子の配布ではなく、新郎新婦と列席者との心の繋がりを深める大切な時間です。列席者の笑顔と祝福に包まれた、忘れられない一日となるでしょう。美しい光景と、心温まる交流が、祝宴をより一層輝かせます。
砂糖菓子分配のメリット | 具体的な演出例 |
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祝宴に彩りを添える | 新郎新婦が列席者に砂糖菓子を手渡す |
列席者にも参加してもらえる | 列席者に砂糖菓子の配布を手伝ってもらう、砂糖菓子を使った遊戯 |
様々なアレンジが可能 | 色とりどりの砂糖菓子を使った飾り付け、特注の砂糖菓子 |
新郎新婦と列席者との心の繋がりを深める | 列席者の笑顔と祝福に包まれた時間 |