結婚式の服装選び:ドレスコードを理解しよう

結婚式の服装選び:ドレスコードを理解しよう

ウェディングの質問

先生、「結婚」と「結婚式」って、どちらも晴れ着を着るイメージがありますが、「ドレスコード」って何か違いがあるのでしょうか?

ブライダル研究家

いい質問だね。確かにどちらも晴れ着だけど、「結婚」は婚姻届を出すなど法律上の手続きを指すので、服装の決まりはないんだよ。一方「結婚式」は儀式、もてなしの場だから、ふさわしい服装の決まり、つまり「ドレスコード」がある場合が多いんだ。

ウェディングの質問

なるほど。「結婚」自体には決まりがないけど、「結婚式」には決まりがあるんですね。でも、結婚式に招待されたら、どんな服装で行けばいいのでしょうか?

ブライダル研究家

招待状に「ドレスコード」が書いてある場合が多いから、まずは確認しよう。もし書いてなかったり、分からなかったら、主催者に問い合わせるのが一番確実だよ。一般的には、男女ともに正装か準正装が求められることが多いね。

ドレスコードとは。

「結婚」と「結婚式」といった場面での服装の決まりについて説明します。服装の決まりとは、式のような公式の場や、お祝いなどの正式な集まり、冠婚葬祭といった場では、周りの雰囲気を壊さないように、時間や場所にあった服装をする必要があるということです。このような、状況に合ったふさわしい服装のことを、服装の決まりと言います。服装の決まりという言葉は、英語で「ドレスコード」と言い、「ドレス」は服や正装を、「コード」は礼儀や作法、決まりといった意味を表します。そのため、服装の決まりや服装の規定という言葉で訳されることもあります。

服装規定の重要性

服装規定の重要性

結婚式は、人生の大きな節目となる特別な日です。喜びに満ちたお祝いの席に招かれたなら、新郎新婦への祝福の気持ちを込めて、ふさわしい服装で参列することが大切です。服装は、その場に集う人々の雰囲気を作り出し、自分自身の印象も左右する重要な要素となります。

結婚式には、「服装規定」、いわゆる「ドレスコード」があります。これは、決して形式的な決まり事ではなく、お祝いの場を共有する人々が一体感を持ち、新郎新婦への敬意を表すための大切な心得です。適切な服装を選ぶことは、祝いの席に華を添え、新郎新婦や他の招待客への配慮を示すことにも繋がります。

服装規定の基本は、新郎新婦より目立たない服装を選ぶことです。白は花嫁の色とされているため、白いドレスやワンピースは避けましょう。また、肌の露出が多い服装や、華美すぎるアクセサリーも控えましょう。男性は、落ち着いた色のスーツやジャケットに、清潔感のあるシャツとネクタイを合わせるのが一般的です。女性は、ワンピースやスーツ、着物などが適しています。

招待状にドレスコードが指定されている場合は、それに従うことが重要です。例えば、「平服」と指定されていても、結婚式という場であることを考慮し、普段着ではなく、ある程度改まった服装を選びましょう。「フォーマル」と指定されている場合は、正礼装や準礼装といった格の高い服装が求められます。招待状をよく確認し、不明な点があれば、事前に新郎新婦に確認しておきましょう。

服装規定を守ることは、円滑な人間関係を築き、結婚式をより一層楽しむためにも必要不可欠です。新郎新婦の晴れの門出を心から祝福するために、服装にも気を配り、思い出深い一日を共に過ごしましょう。

ポイント 詳細
結婚式服装の重要性 新郎新婦への祝福の気持ちを表すため、場全体の雰囲気、自身の印象にも影響するため、ふさわしい服装で参列することが大切。
服装規定(ドレスコード)の意義 単なる形式的な決まり事ではなく、祝いの場を共有する人々が一体感を持ち、新郎新婦への敬意を表すための大切な心得。
服装規定の基本 新郎新婦より目立たない服装を選ぶこと。白は避ける。露出が多い服装や華美すぎるアクセサリーも控える。男性はスーツ、女性はワンピース、スーツ、着物などが適切。
招待状のドレスコード 招待状にドレスコードが指定されている場合は、それに従う。不明な点は事前に新郎新婦に確認。
服装規定を守る目的 円滑な人間関係を築き、結婚式をより一層楽しむため。新郎新婦の晴れの門出を心から祝福するために、服装にも気を配る。

服装規定の種類

服装規定の種類

結婚式への招待状が届くと、服装で悩む方も多いのではないでしょうか。服装規定は、式典の格式や雰囲気を表す大切な要素です。招待状に記載されている服装規定をよく確認し、マナーに沿った服装で出席することが大切です。服装規定には、大きく分けて正礼装、準礼装、略礼装、平服といった種類があります。

正礼装は、結婚式で最も格式の高い服装です。日中の結婚式では、男性はモーニングコート、女性はアフタヌーンドレスやローブ・モンタントを着用します。夜間の結婚式では、男性は燕尾服、女性はイブニングドレスやローブ・デコルテが正礼装となります。格式高い式典や披露宴に招待された際は、正礼装で出席するのが礼儀です。

準礼装は、正礼装に次ぐ格式の服装です。日中の結婚式では、男性はディレクターズスーツ、女性はアフタヌーンドレスやローブ・モンタントが該当します。夜間の結婚式では、男性はタキシード、女性はイブニングドレスが準礼装です。正礼装ほど厳格ではありませんが、格式を重んじる結婚式にはふさわしい服装です。

略礼装は、準礼装よりもカジュアルな服装です。男性はダークスーツ、女性はワンピースやアンサンブルスーツなどが該当します。結婚式に招待されたものの、服装規定が特に指定されていない場合は、略礼装が無難な選択と言えます。華やかな場にふさわしい、上品な装いを心掛けましょう

平服とは、普段着に近い服装のことです。カジュアルな結婚式や、親しい間柄で行われる少人数のパーティーなどで指定されることがあります。平服指定の場合でも、結婚式という場であることをわきまえ、過度にカジュアルな服装は避け、お祝いの気持ちを込めた服装を選びましょう。招待状に平服と記載されている場合でも、ジーンズやTシャツなどは避けるのが賢明です。

服装規定が不明な場合は、新郎新婦や主催者に確認することをお勧めします。服装に迷った際は、周りの人に相談したり、インターネットや本などで情報を集めるのも良いでしょう。TPOに合わせた服装選びを心掛け、結婚式という特別な場への配慮を忘れないようにしましょう

服装規定 男性 女性 備考
正礼装(昼) モーニングコート アフタヌーンドレス、ローブ・モンタント 最も格式が高い服装
正礼装(夜) 燕尾服 イブニングドレス、ローブ・デコルテ 最も格式が高い服装
準礼装(昼) ディレクターズスーツ アフタヌーンドレス、ローブ・モンタント 正礼装に次ぐ格式
準礼装(夜) タキシード イブニングドレス 正礼装に次ぐ格式
略礼装 ダークスーツ ワンピース、アンサンブルスーツ 準礼装よりカジュアル。指定がない場合の無難な選択
平服 カジュアル(ジーンズ、Tシャツ以外) カジュアル(ジーンズ、Tシャツ以外) 普段着に近い服装。お祝いの気持ちを込めた服装を選ぶ。

避けるべき服装

避けるべき服装

結婚式は人生の門出を祝う厳かな儀式であり、同時に格式を重んじる場でもあります。お祝いの気持ちを表すのはもちろんですが、場にふさわしい服装で参列することが大切です。華やかな席だからこそ、新郎新婦への配慮と思いやりを服装で表現しましょう。

まず、避けたいのは普段着のような軽装です。式典という特別な場にはそぐわないため、普段着ているようなズボンや上着、運動靴などは控えましょう。招待状に「平服で」と記載されている場合でも、最低限のお洒落は心がけるべきです。

次に、花嫁の衣装と重なってしまう白系統の着物や洋服は避けましょう。主役である花嫁よりも目立つことは、お祝いの場としてふさわしくありません。清楚で可憐な白は、この特別な日を迎えた花嫁のためにある色と考えておきましょう。

肌を露出する度の高い服装も控えましょう。露出が多いと周囲に不快感を与えてしまう可能性があります。お祝いの席にふさわしい上品さを心がけ、落ち着いたデザインを選びましょう。

また、殺生をイメージさせる毛皮や、光り輝く宝石で身を飾りすぎるのも控えましょう。華美になりすぎず、祝いの場にふさわしい清楚な装いを心がけることが大切です。

黒一色の服装も避けるようにしましょう。お葬式を連想させる黒は、おめでたい席にはふさわしくありません。もし黒っぽい服を着たい場合は、明るい色の小物と合わせたり、華やかな模様が入っているものを選んで、暗い印象にならないように工夫しましょう。

新郎新婦よりも目立つような派手な色のスーツやワンピースも控えましょう。主役は新郎新婦です。落ち着いた色合いやデザインを選び、配慮を示すことが大切です。

服装に迷う場合は、式場に相談したり、インターネットで情報を探すのも良いでしょう。周りの人に意見を求めるのも参考になります。大切なのは、お祝いの気持ちとマナーを忘れず、新郎新婦を祝福することです。適切な服装で、素敵な一日を共に祝いましょう。

結婚式服装のポイント 詳細
NG:軽装 普段着、運動靴などはNG。招待状に「平服」とあっても最低限のお洒落は必要。
NG:白系統 花嫁の衣装と重なる白は避ける。
NG:露出の多い服 周囲に不快感を与えないよう、上品な落ち着いたデザインを選ぶ。
NG:毛皮・過度な宝石 殺生や過度な華美さを連想させるものは避ける。
NG:黒一色 お葬式を連想させるため、黒一色は避ける。黒っぽい服を着る場合は、明るい色の小物と合わせたり、華やかな模様が入っているものを選ぶ。
NG:派手な服装 新郎新婦よりも目立つ派手な服装は避ける。落ち着いた色合いやデザインを選ぶ。
迷う場合 式場に相談、インターネットで情報検索、周りの人に意見を求める。
大切なこと お祝いの気持ちとマナーを忘れず、新郎新婦を祝福すること。

アクセサリーの選び方

アクセサリーの選び方

結婚式への招待は嬉しいものです。服装と同じくらい大切なのが、場にふさわしいアクセサリー選びです。アクセサリーは全体の印象を引き締め、華やかさを加える大切な役割を担います。しかし、華美すぎるものやカジュアルすぎるものは避けましょう

新婦より目立つような大ぶりの首飾りや耳飾りは控え、上品さを心がけましょう。格式高い場には、普段使いの素材や可愛らしい絵柄の飾りはふさわしくありません。結婚式の雰囲気に合った、上品で華やかなアクセサリーを選びましょう。真珠や宝石といった定番のアクセサリーは、どんな服装にも合わせやすく、特におすすめです。小さめでシンプルな飾りは、上品な印象を与えます。

アクセサリーを選ぶ際には、服装との釣り合いも大切です。着物の色や柄に合わせて、アクセサリーの色や素材を選びましょう。例えば、淡い色の着物には、銀色の飾りを合わせると、落ち着いた雰囲気になります。反対に、濃い色の着物には、金色の飾りを合わせると、華やかな印象になります。

全体の調和を考え、ふさわしいアクセサリーを選ぶことで、より洗練された印象になります。服装だけでなく、アクセサリーにも気を配り、結婚式という特別な日を美しく彩りましょう。

清楚で上品な装いは、新郎新婦への祝福の気持ちを表すことにも繋がります。式の雰囲気、自分の服装とのバランスを見ながら、ふさわしいアクセサリーを選び、晴れの日に華を添えましょう。

ポイント 詳細
アクセサリー選びの重要性 服装と同じくらい重要。全体の印象を引き締め、華やかさを加える。
ふさわしくないアクセサリー 華美すぎるもの、カジュアルすぎるもの、新婦より目立つ大ぶりなもの。格式高い場には普段使いの素材や可愛らしい絵柄のものはNG。
ふさわしいアクセサリー 上品で華やかなもの。真珠や宝石などの定番アクセサリー、小さめでシンプルな飾り。
服装との釣り合い 着物の色や柄に合わせた色や素材を選ぶ。淡い色の着物には銀、濃い色の着物には金を合わせると良い。
全体の調和 服装とアクセサリーの調和が洗練された印象を与える。
祝福の気持ち 清楚で上品な装いは祝福の気持ちを表す。

男女別の服装のポイント

男女別の服装のポイント

結婚という人生の門出を祝う結婚式は、お招きいただいた側も服装に気を配りたいものです。新郎新婦に失礼なく、またお祝いの場にふさわしい装いを心がけましょう。そこで、男女別の服装のポイントを詳しくご紹介します。

男性の服装の基本はスーツです。落ち着いた印象を与える濃い色のスーツ、例えば濃い灰色や紺色のスーツが最適です。格式高い場にもふさわしく、新郎新婦を立てるという意味でもふさわしい色合いです。シャツは白か薄い色のものが好ましく、清潔感を演出します。ネクタイは、スーツの色合いに合うものを選び、派手すぎるものは避けましょう。全体的な調和を意識することが大切です。靴は、黒か茶色の革靴が基本です。綺麗に磨かれた革靴は、きちんとした印象を与えます。

女性の服装は、ワンピースやドレスが一般的です。華やかな色や柄のワンピースは、お祝いの雰囲気に華を添えます。ただし、新婦の衣装より目立つような派手すぎるものや、白や黒といった新婦の衣装と被る色は避けるべきです。丈は、膝丈くらいが適切です。スカート丈が短すぎると、場違いな印象を与えてしまう可能性があります。露出の多い服装も控えましょう。靴は、パンプスがおすすめです。ヒールの高さは、5~7センチメートルくらいが歩きやすく、長時間のお祝いの席でも安心です。肌の色に近いストッキングを着用すると、より上品な印象になります。

男女ともに、清潔感のある服装を心がけることが大切です。シワや汚れのない、きちんと手入れされた服装で参列しましょう。服装は、相手に与える印象を大きく左右します。新郎新婦への祝福の気持ちを込めて、ふさわしい服装で結婚式に臨みましょう。服装のマナーを守り、お祝いの席にふさわしい装いで、二人の門出を心から祝福しましょう。

項目 男性 女性
服装
  • 濃い色のスーツ(例:濃い灰色、紺色)
  • ワンピース、ドレス
  • 華やかな色や柄
  • 白、黒、新婦より目立つ色はNG
  • 膝丈程度
  • 露出控えめ
シャツ
  • 白か薄い色
ネクタイ
  • スーツの色合いに合うもの
  • 派手なものはNG
  • 黒か茶色の革靴
  • 綺麗に磨く
  • パンプス(ヒール5~7cm)
  • 肌の色に近いストッキング
共通
  • 清潔感のある服装
  • シワや汚れはNG