結婚式のお金の話:引き上げ料ってなに?
ウェディングの質問
先生、結婚の費用の中で『引き上げ料』っていうのがあるって聞いたんですけど、これは何のお金ですか?
ブライダル研究家
いい質問だね。『引き上げ料』とは、結婚式が終わった後、花嫁が着ていたウェディングドレスや着物、髪型やメイクを元に戻してもらう費用だよ。簡単に言うと、お色直しとは反対の作業にかかるお金のことだね。
ウェディングの質問
なるほど。じゃあ、最初に身支度を整えてもらう費用とは別ってことですか?
ブライダル研究家
その通り。最初の身支度は『支度』と呼ばれ、それにかかる費用は『支度料』と言うよ。『引き上げ料』と『支度料』は別々の費用なので、結婚式の予算を立てる時は注意が必要だね。
引き上げ料とは。
婚礼と披露宴にまつわる言葉で「引き上げ料」というものがあります。これは、花嫁さんが披露宴が終わった後、ウェディングドレスや着物を脱ぎ、化粧を落とし、髪型も普段通りに戻してもらうことを「引き上げ」と言い、この作業にかかる費用を指します。反対に、花嫁さんが式に向けて身支度を整えることを「支度」と言い、化粧と着付けを合わせて「美粧着付」や「美容着付」とも呼びます。こちらにかかる費用は「支度料」となります。
引き上げ料とは
結婚という人生の大きな節目において、結婚式は特別な一日です。新郎新婦は、多くの参列者に祝福されながら、永遠の愛を誓い合います。とりわけ新婦は、この日を迎えるまでに、衣装選びや美容の手配など、念入りな準備を重ねてきました。そして当日、華やかな衣装と美しい化粧で、誰よりも輝きを放ちます。
披露宴では、美味しい料理を味わい、楽しい会話や演出に興じ、祝いの席は華やかに盛り上がります。しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎ、宴もたけなわのうちに、お開きの時が近づいてきます。すると、新婦はまばゆいばかりの晴れ姿から、普段の姿に戻らなければなりません。この、婚礼衣装を脱ぎ、化粧を落とし、髪型を元に戻す一連の作業を「引き上げ」と言います。
引き上げには、美容師や着付け師の技術と時間が必要となるため、当然ながら費用が発生します。これを「引き上げ料」と言います。引き上げ料は、式場や美容室、あるいは着付け師との契約内容によって、結婚式の全体の費用に含まれている場合と、別途請求される場合があります。また、その金額も数千円から数万円までと、式場や美容室によって大きく異なります。高額になる場合もあるため、契約前に必ず確認しておくことが大切です。
引き上げ料は、具体的には、婚礼衣装の着脱ぎの手伝い、かつらの取り外し、化粧落とし、髪型のセット直し、アクセサリーの取り外しなどの作業に対する費用です。これらの作業は、新婦にとって負担となる場合もあるため、引き上げ料を支払うことで、専門家による丁寧なサポートを受け、安心して式を終えることができると言えるでしょう。
結婚式という特別な一日の締めくくりとして、引き上げ料についても事前にしっかりと理解し、後悔のないように準備を進めていきましょう。
項目 | 説明 |
---|---|
引き上げ | 婚礼衣装を脱ぎ、化粧を落とし、髪型を元に戻す一連の作業 |
引き上げ料 | 引き上げにかかる費用 |
引き上げ料の範囲 | 数千円~数万円 |
引き上げ料の支払い | 結婚式全体の費用に含まれる場合と、別途請求される場合がある |
引き上げ料に含まれる作業 | 婚礼衣装の着脱ぎの手伝い、かつらの取り外し、化粧落とし、髪型のセット直し、アクセサリーの取り外しなど |
引き上げ料のメリット | 専門家による丁寧なサポートを受け、安心して式を終えることができる |
注意点 | 契約前に必ず確認しておくことが大切 |
支度との違い
婚礼衣装の着付けから化粧、髪型まで、花嫁が式当日に美しく装うための準備を「支度」と言います。 一方、「引き上げ」は、式を終えた後の衣装や装飾品の片付け、花嫁の化粧や髪型の元に戻す作業を指します。 どちらも結婚式には欠かせない工程ですが、その役割や内容は大きく異なります。
支度は、花嫁が特別な一日を最高の状態で迎えるための大切な準備です。着付けには、和装の場合は着付け師、洋装の場合はドレススタイリストが付き添い、花嫁の体にぴったりと合うように丁寧に整えていきます。着物の帯結びやベールの位置など、細部にまでこだわり、花嫁の美しさを最大限に引き出します。 化粧と髪型も、婚礼衣装や式場の雰囲気に合わせてプロの技術で仕上げられます。
引き上げは、華やかな一日を終えた花嫁を元の姿に戻す作業です。濃い化粧を落とし、凝った髪型を普段通りに整え、そして婚礼衣装を脱がせます。式当日の華やかな雰囲気から日常へと戻るための、大切な切り替えの儀式とも言えます。引き上げには、衣装の片付けやクリーニング、装飾品の返却なども含まれます。 これらは式場のスタッフや美容師によって行われ、花嫁は安心して式後の時間を過ごせるのです。
支度と引き上げ、どちらも結婚式を円滑に進めるために欠かせない工程です。支度は花嫁の美しさを作り上げ、引き上げはそれを丁寧に元に戻す。 表舞台と裏舞台、両方の作業があってこそ、結婚式という特別な一日は完成すると言えるでしょう。また、支度には「支度料」、引き上げには「引き上げ料」がかかる場合があり、これらは事前に確認しておくことが大切です。
項目 | 内容 | 担当 | 費用 |
---|---|---|---|
支度 | 婚礼衣装の着付け、化粧、髪型を整える。花嫁が最高の状態で式を迎えられるように準備する。 | 着付け師、ドレススタイリスト、美容師 | 支度料 |
引き上げ | 式後の衣装や装飾品の片付け、化粧や髪型の元に戻す作業。日常への切り替えの儀式。 | 式場スタッフ、美容師 | 引き上げ料 |
引き上げ料に含まれるもの
お支度後の晴れ姿から、普段の姿に戻るまでのお手伝いにかかる費用を引き上げ料といいます。この中には、式を終えた後のメイク落としはもちろんのこと、華やかなヘアスタイルを普段通りの髪型に戻す作業、そして身にまとった美しい衣装を脱ぎ、元の状態に戻す作業が含まれています。
具体的には、濃いめの結婚式のメイクを丁寧に落とし、普段使いのスキンケアで肌を整えることから始まり、複雑に編み込まれたり、飾りをつけたヘアスタイルを解き、普段の髪型にセットし直します。そして、和装であれば、着物や帯、小物類を一つ一つ丁寧に外し、元の状態に戻します。ドレスの場合も同様で、トレーンやベール、アクセサリーなどを外し、ドレスを脱ぎます。これらの作業は、花嫁の負担を軽減するだけでなく、繊細な衣装を傷つけずに扱うためにも、専門のスタッフが行うことが一般的です。
引き上げ料には、これらの基本的な作業に加えて、場合によっては衣装のクリーニング代やウィッグを外す作業なども含まれることがあります。式場や美容室によって、引き上げ料に含まれるサービス内容は異なるため、契約前にしっかりと確認することが大切です。疑問点があれば遠慮なく質問し、納得した上で契約を結びましょう。
また、引き上げにかかる時間も、衣装の種類やヘアスタイルの複雑さ、追加のサービス内容によって異なります。一般的には30分から1時間程度ですが、場合によってはそれ以上かかることもあります。引き上げ後の予定がある場合は、時間に余裕を持ってスケジュールを組み、式場や美容室との打ち合わせの際に、大まかな引き上げ時間を確認しておきましょう。余裕を持ったスケジュールを立てることで、式後も安心して過ごすことができます。
項目 | 内容 |
---|---|
引き上げ料 | お支度後の晴れ姿から、普段の姿に戻るまでのお手伝いにかかる費用 |
作業内容 | メイク落とし、ヘアスタイルを普段通りに戻す、衣装を元の状態に戻す |
具体的な作業例 | 濃い結婚式のメイク落とし、スキンケア、ヘアスタイルのセット、和装・ドレスの着脱、アクセサリー類の取り外し |
作業の意義 | 花嫁の負担軽減、繊細な衣装の保護 |
引き上げ料に含まれる場合のあるもの | 衣装のクリーニング代、ウィッグを外す作業 |
注意点 | 式場や美容室によってサービス内容が異なるため、契約前に確認が必要 |
引き上げ時間 | 一般的に30分〜1時間程度、場合によってはそれ以上 |
スケジュールのポイント | 時間に余裕を持つ、式場や美容室との打ち合わせで引き上げ時間確認 |
引き上げ料の相場
結婚式の費用には、衣装代や飲食代だけでなく、様々なものが含まれます。その中でも、見落としがちなのが「引き上げ料」です。これは、式場や披露宴会場で着用した衣装を、業者が持ち帰る際に発生する料金のことです。
この引き上げ料の相場は、一般的に5千円から2万円程度と言われています。しかし、これはあくまでも目安であり、式場や美容室、あるいは着付け業者によって金額が大きく異なる場合があります。また、作業内容によっても変動します。例えば、ウェディングドレスの場合よりも、和装の場合の方が高くなる傾向があります。これは、和装の場合、帯を解いたり、複雑な髪飾りを外したりといった、より手間のかかる作業が必要となるためです。
さらに、引き上げの時間が深夜に及ぶ場合には、深夜料金が加算されることもあります。深夜料金が発生する場合は、数千円程度が上乗せされることが一般的です。
引き上げ料は、見積もりの段階では記載されていないケースもあります。そのため、見積もりを依頼する際には、引き上げ料が含まれているかどうか、必ず確認することが大切です。もし別途請求される場合は、金額を明確に把握し、結婚式の予算全体に組み込んでおくようにしましょう。思わぬ出費で困らないためにも、事前の確認を怠らないように心がけましょう。また、契約内容によっては、引き上げ料が含まれている場合もありますので、契約内容をよく確認しましょう。
引き上げ料について事前にきちんと把握しておくことで、結婚式の総費用をより正確に見積もることができ、安心して式当日を迎えることができます。
項目 | 内容 |
---|---|
引き上げ料とは | 式場や披露宴会場で着用した衣装を、業者が持ち帰る際に発生する料金 |
相場 | 5千円~2万円程度 |
金額の変動要因 | 式場、美容室、着付け業者、衣装の種類(和装>ウェディングドレス)、作業内容、引き上げ時間(深夜料金) |
見積もり | 記載されていないケースもあるので、必ず確認が必要。別途請求される場合は金額を把握し予算に組み込む。 |
確認の重要性
人生の門出となる結婚式は、喜びに満ちた特別な一日ですが、同時に費用もかさむ一大行事です。 夢のようなひとときを過ごすためには、様々な準備が必要であり、その中には意外と見落としがちな費用も潜んでいます。例えば「引き上げ料」です。これは、着付けやヘアメイクの担当者が式場から帰る際の交通費などを指すもので、一見少額に思えるかもしれません。しかし、こうした細かな費用も積み重なると、最終的な総額に大きな影響を及ぼす可能性があります。
そのため、契約を交わす前に、引き上げ料が含まれているかどうかを必ず確認しましょう。含まれていない場合は、いくらかかるのか、料金体系についても詳しく尋ねてください。式場や美容室の担当者には、遠慮なく質問することが大切です。疑問点を解消し、納得した上で契約することで、後々のトラブルを防ぐことができます。引き上げ料だけでなく、着付けやヘアメイクの支度料、その他にも、会場使用料や装花、料理、写真撮影、映像制作など、様々な費用が発生します。それぞれの項目について、何が含まれているのか、追加料金は発生するのかなど、しっかりと確認しておきましょう。契約書の内容も細かく確認し、不明な点があればすぐに質問することが重要です。
結婚式の準備は、楽しい反面、様々な手続きや確認事項があり、負担に感じることもあるかもしれません。しかし、一つ一つ丁寧に確認し、準備を進めることで、当日は安心して式を楽しむことができます。事前の準備を万全にすることで、心から喜びに満ちた、忘れられない一日となるでしょう。大切な思い出を作るためにも、面倒くさがらずに、しっかりと準備を行いましょう。
項目 | 注意点 |
---|---|
引き上げ料 | 契約前に料金が含まれるか確認、不明点は質問 |
着付け・ヘアメイク | 支度料、追加料金の有無を確認 |
会場使用料、装花、料理、写真撮影、映像制作など | 各項目の内容、追加料金の有無を確認 |
契約書 | 内容を細かく確認、不明点は質問 |
まとめ
結婚という人生の大きな節目を彩る結婚式。そこには様々な費用が発生しますが、中でも「引き上げ料」は、意外と見落としがちな費用のひとつです。この引き上げ料、名前は聞いたことがあるけれど、一体何の費用なのか、はっきりとは分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、この引き上げ料について詳しく解説し、結婚式費用の全体像を把握するお手伝いをさせていただきます。
まず、引き上げ料とは、結婚式の終了後、式場や美容室で使用した備品や機材などを撤収し、元の状態に戻すための人件費や運搬費のことを指します。具体的には、着付けやヘアメイクで使用した道具、撮影機材、装飾品などが含まれます。
引き上げ料は、新郎新婦の支度料とは全く別の費用です。支度料は、新郎新婦の衣装やヘアメイク、着付けにかかる費用であり、引き上げ料はそれらとは切り離して考えなければなりません。この二つの費用を混同してしまうと、予算計画に狂いが生じる可能性がありますので、注意が必要です。
引き上げ料の金額は、式場や美容室、そして持ち込む機材の量などによって大きく変動します。一般的に、都心部では地方よりも費用が高くなる傾向があります。また、式場によっては、引き上げ料が含まれている場合と別途請求される場合があるので、事前に契約内容をしっかりと確認することが肝心です。見積もりを取得する際には、引き上げ料が含まれているかを確認し、不明な点は担当者に質問することで、後々のトラブルを防ぐことができます。
さらに、引き上げにかかる時間も考慮に入れて、当日のスケジュールを組むことも重要です。引き上げ作業が長引くと、その後の予定に影響が出てしまう可能性があります。時間に余裕を持たせることで、特別な一日を穏やかに締めくくることができます。結婚式という晴れの舞台は、費用面も含めてしっかりと準備を進めることで、より思い出深い一日となるでしょう。
項目 | 内容 |
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引き上げ料とは | 結婚式終了後、式場や美容室で使用した備品や機材などを撤収し、元の状態に戻すための人件費や運搬費。着付けやヘアメイクで使用した道具、撮影機材、装飾品などが含まれる。 |
引き上げ料と支度料の違い | 引き上げ料は備品撤収費用、支度料は新郎新婦の衣装・ヘアメイク・着付け費用。 |
引き上げ料の金額 | 式場や美容室、持ち込む機材の量、都心部か地方かによって変動。式場によっては引き上げ料が含まれている場合と別途請求される場合があるので事前に契約内容を確認。 |
引き上げ時間 | 引き上げにかかる時間も考慮に入れて当日のスケジュールを組む。 |
注意点 | 見積もり取得時に引き上げ料の有無を確認し不明点は担当者に質問。 |