感謝の気持ちを込めて:サンクスカード
ウェディングの質問
先生、結婚式のあとに送る『サンクスカード』って、どんなものですか? なぜ送る必要があるんですか?
ブライダル研究家
いい質問だね。『サンクスカード』とは、結婚式に来てくれた人へのお礼の手紙のことだよ。忙しい中、時間とお金を使って来てくれたこと、お祝いをもらったことへ感謝の気持ちを伝えるために送るんだ。
ウェディングの質問
なるほど。結婚式のあと、改めてお礼を伝えるものなのですね。でも、式が終わったあとだと、新居の住所とか連絡先が変わった人もいるんじゃないですか?
ブライダル研究家
そうだね。結婚を機に新居に引っ越す人も多いから、サンクスカードに新住所や新しい電話番号を書き添えることが多いよ。そうすることで、今後のつきあいに役立つんだ。
サンクスカードとは。
『感謝状』とは、結婚式にきてくれた人へのお礼の言葉を書きつめたものです。新しい家の住所や電話番号なども一緒に書くことがよくあります。みんなに同じ文章のものを渡すこともあれば、招待してくれた一人ひとりに向けたメッセージを手書きで書くこともあります。二人の写真を飾ったりして、個性あふれる感謝状を作る人も少なくありません。これは結婚と結婚式にまつわる言葉です。
感謝の気持ちを伝える贈り物
人生の門出となる結婚式には、たくさんの人がお祝いに駆けつけてくれます。中には遠くから時間をかけて来てくださる方や、忙しい仕事の合間を縫って出席してくださる方もいらっしゃるでしょう。それぞれ様々な都合がある中で、大切な時間を割いて祝福の席に同席してくださる方々への感謝の気持ちは言葉では言い表せません。
そんな感謝の思いを伝える手段として、サンクスカードがあります。小さなカードに綴られた感謝の言葉は、受け取った方の心に温かい灯をともし、結婚式という特別な日の記憶をさらに輝かしいものにしてくれます。サンクスカードは、ただ形式的に感謝を伝えるためのものではなく、人と人との心を繋ぐ大切な役割を果たすと言えるでしょう。
サンクスカードを書く際には、具体的なエピソードを交えて感謝の気持ちを表現すると、より気持ちが伝わりやすくなります。例えば、「遠いところをわざわざ足を運んでくださり、ありがとうございました。」だけでなく、「以前お話していた旅行のお土産話を、披露宴でお聞きすることができて嬉しかったです。楽しい時間をありがとうございました。」のように、具体的な出来事を添えると、相手への感謝の気持ちがより深く伝わります。
また、手書きでメッセージを書くことも大切です。印刷された文字ではなく、自分の手で丁寧に書き記すことで、真心が伝わり、温かい気持ちになります。さらに、結婚式の雰囲気に合わせたデザインや、二人の写真入りのカードを選ぶと、感謝の気持ちがより一層華やかに表現できます。
サンクスカードは、結婚式の直後ではなく、少し時間を置いてから送るのもおすすめです。結婚式から数日経って、落ち着いた頃に届いたサンクスカードは、再び結婚式の感動を思い起こさせ、ゲストにとって嬉しい贈り物となるでしょう。感謝の気持ちを込めて丁寧に書き上げたサンクスカードは、きっとゲストの心に響き、いつまでも大切に保管される宝物となるでしょう。
項目 | 説明 |
---|---|
サンクスカードの意義 | 結婚式に列席してくれたゲストへの感謝の思いを伝える手段。人と人との心を繋ぐ役割を果たす。 |
書き方のポイント | 具体的なエピソードを交えて感謝の気持ちを表現する。手書きでメッセージを書く。結婚式の雰囲気に合わせたデザインや写真入りのカードを選ぶ。 |
送るタイミング | 結婚式の直後ではなく、少し時間を置いてから送るのもおすすめ。 |
効果 | ゲストの心に響き、いつまでも大切に保管される宝物となる。 |
サンクスカードの役割
結婚式のあわただしい一日が過ぎ、ほっと一息ついた後に大切なのが、感謝の気持ちを伝えることです。その大切な役割を担うのが、サンクスカードです。
結婚式当日は、多くのゲストと顔を合わせますが、一人ひとりとゆっくり話す時間はなかなか取れません。慌ただしい中で、挨拶もそこそこに終わってしまうことも少なくありません。そんな時にサンクスカードがあれば、改めて感謝の思いを伝えることができます。感謝の気持ちを丁寧に綴ったサンクスカードは、ゲストの心に温かく響き、新郎新婦との絆をより一層深めるでしょう。
また、結婚を機に新居へと移り住むカップルも多いはずです。サンクスカードは、新しい住まいと電話番号を伝える大切な手段としても役立ちます。結婚後の新しい連絡先を知らせることで、ゲストは新生活への祝福をスムーズに届けることができます。中には、結婚式の後に改めてお祝いを贈りたいと考えているゲストもいるかもしれません。サンクスカードに新居の情報が記載されていれば、ゲストは安心して贈り物を手配できます。
さらに、サンクスカードに結婚式の写真を添えるのもおすすめです。幸せいっぱいの二人の写真、あるいはゲストと撮った楽しいひと時は、当日の思い出を鮮やかに蘇らせ、ゲストとの心の距離をさらに縮めてくれます。一枚の写真が、楽しかった記憶を共有し、感謝の気持ちをより深く伝える効果を生むのです。
このようにサンクスカードは、単なるお礼状ではなく、ゲストとの繋がりを大切にするためのツールです。感謝の気持ち、新しい連絡先、そして思い出の写真。これらを添えたサンクスカードは、ゲストにとって忘れられない贈り物となるでしょう。
サンクスカードの役割 | 詳細 |
---|---|
感謝の気持ちの伝達 | 結婚式当日は忙しく、一人ひとりと話す時間が限られるため、サンクスカードで改めて感謝を伝える。 |
新居の情報伝達 | 結婚を機に新居に移る場合、新しい住所と電話番号を伝える手段となる。 |
思い出の共有 | 結婚式の写真を添えることで、当日の楽しかった記憶を共有し、ゲストとの心の距離を縮める。 |
書き方のポイント
感謝の思いをしたためるお礼状は、結婚式の印象をより温かく締めくくる大切な機会です。ただ「来てくれてありがとう」だけでは、ありきたりで心からの感謝が伝わりにくいこともあります。感謝の気持ちは具体的に表現することで、より深く相手に響きます。
例えば、遠方から足を運んでくれた方には、「遠いところをわざわざお越しいただき、本当にありがとうございました」と伝えるとともに、「無事に到着されましたか?長旅でお疲れではありませんか?」など、相手の労をねぎらう言葉を添えると、より丁寧な印象になります。
また、日頃仕事で忙しいゲストには、「お忙しい中、貴重なお時間を割いて出席してくださり、大変嬉しかったです」と伝えましょう。ゲストの状況に合わせた言葉を選ぶことで、感謝の気持ちがより真摯に伝わります。
さらに、当日の出来事やゲストとの会話を具体的に盛り込むと、お礼状はより特別な贈り物になります。例えば、「披露宴でのお話が大変心に響きました。私も〇〇さんのように、周りの人を大切にできる人になりたいです」や「一緒に写真を撮ることができて、とても良い思い出になりました。また近いうちに、ゆっくりお話ししましょう」など、その場で感じた気持ちを素直に表現することが大切です。
結婚式の感謝だけでなく、新生活への希望やゲストとの未来を描いた言葉を加えるのもおすすめです。「おかげさまで、無事に結婚式を終えることができました。これからは夫婦二人で力を合わせ、温かい家庭を築いていきたいと思っています。また、〇〇さんご家族とも、今後とも末永くお付き合いいただけたら嬉しいです」など、今後の繋がりを願う言葉は、ゲストに温かい気持ちと喜びを届けます。
一人ひとりのゲストに心を込めたお礼状を書くことで、感謝の気持ちが伝わり、ゲストとの絆をより一層深めることができるでしょう。
ポイント | 具体例 |
---|---|
感謝の気持ちを具体的に表現する | 「来てくれてありがとう」だけでなく、相手の状況や当日の出来事を具体的に盛り込む |
相手の労をねぎらう | 遠方からのゲストには「長旅でお疲れではありませんか?」と添える |
ゲストの状況に合わせた言葉を選ぶ | 仕事で忙しいゲストには「お忙しい中、貴重なお時間を割いて…」と伝える |
当日の出来事やゲストとの会話を具体的に盛り込む | 「披露宴でのお話が心に響きました」「一緒に写真を撮ることができて良い思い出になりました」など |
新生活への希望やゲストとの未来を描いた言葉を加える | 「温かい家庭を築いていきたい」「今後とも末永くお付き合いいただけたら嬉しいです」など |
一人ひとりに心を込める | ゲストとの絆を深める |
手作りで個性を演出
結婚式の準備は何かと慌ただしいものですが、感謝の気持ちを伝える大切な機会だからこそ、サンクスカードにもこだわりたいものです。ありきたりの既製品で済ませるのではなく、手作りのサンクスカードで、感謝の思いをより深く伝えませんか?
手作りのサンクスカードは、世界に一つだけの特別な贈り物になります。二人の思い出の写真や、結婚式のテーマに合わせたイラストを添えることで、オリジナリティーあふれる、心温まるカードを作成できます。例えば、二人の出会いのきっかけとなった場所の写真や、思い出の品を描いたイラストなどを添えてみましょう。また、結婚式のテーマカラーをカードに取り入れるのもおすすめです。例えば、海をテーマにした結婚式なら、青や水色を基調としたデザインに貝殻のイラストを添えたり、桜の季節の結婚式なら、ピンク色の和紙に桜の模様をあしらったりすることで、結婚式の世界観を表現できます。
手作りの温もりは、ゲストの心に深く響きます。印刷された文字ではなく、自分の手で丁寧に書き記した文字から伝わるぬくもりは、市販のカードでは決して味わえない特別なものです。ゲスト一人ひとりの顔を思い浮かべながら、感謝の言葉をしたためましょう。結婚式の準備で忙しい最中であっても、心を込めて丁寧にメッセージを書くことで、感謝の気持ちがより一層伝わります。
時間をかけて手作りしたサンクスカードは、ゲストにとって忘れられない宝物になるはずです。それは、二人の感謝の気持ちが込められた、世界にたった一つだけの贈り物です。忙しい日々の中で、少しの時間と手間を惜しまず、感謝の気持ちを形にして届けましょう。
ポイント | 詳細 |
---|---|
手作りの良さ | 世界に一つだけの特別な贈り物になり、感謝の思いをより深く伝えられる。 |
オリジナリティ | 二人の思い出の写真、結婚式のテーマに合わせたイラストなどでオリジナリティあふれる心温まるカードを作成できる。 |
テーマの反映 | 結婚式のテーマカラーやモチーフを取り入れることで、結婚式の世界観を表現できる。 |
手書きの温もり | 自分の手で丁寧に書き記した文字から伝わるぬくもりは、市販のカードでは決して味わえない特別なもので、ゲストの心に深く響く。 |
感謝の表現 | 時間をかけて手作りし、心を込めてメッセージを書くことで、感謝の気持ちがより一層伝わり、ゲストにとって忘れられない宝物になる。 |
送る時期とマナー
結婚のお祝いをいただいた方々へ感謝の気持ちを伝える大切な手段が、お礼状です。いただいたお祝いにふさわしい、真心こもったお礼状を書きましょう。
お礼状は、結婚式の後、なるべく早くお送りするのが良いでしょう。遅くとも一ヶ月以内にはお手元に届くようにしましょう。結婚式で感じた喜びや感謝の気持ちが薄れないうちに、お祝いをくださった方々へお礼の気持ちを伝えることが大切です。そうすることで、お祝いをくださった方々も、お二人の幸せな姿を思い出し、温かい気持ちになることでしょう。
もし、新婚旅行などでどうしてもお礼状の送付が遅れてしまう場合には、事前にその旨をお伝えしておくと良いでしょう。「結婚式の直後には新婚旅行へ行くため、お礼状の送付が遅くなりますが、必ずお礼状を送らせていただきます。」といった一言を添えて、お祝いをいただいた際にお伝えしておきましょう。
お礼状を書く際には、宛名は特に丁寧に書きましょう。誤字や脱字がないか、住所に間違いがないか、しっかりと確認することが大切です。招待状を送った際と同じように、宛名書き専用のペンを使い、丁寧に書きましょう。
封筒選びや切手の貼り方にも気を配りましょう。お祝いをいただいた金額や贈り物に応じて、ふさわしいデザインの封筒を選び、切手をまっすぐに貼るといった細やかな配慮も大切です。
お礼状は、単なる形式的なものではなく、結婚式後も良好な関係を築くための大切な手段です。感謝の気持ちを込めて丁寧に書き、心を込めて送付しましょう。いただいたお祝いに感謝し、これからもお付き合いを大切にしていきたいという気持ちを伝えることで、お二人の新しい門出を祝福してくださった方々との絆をより一層深めることができるでしょう。
項目 | 説明 |
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お礼状の目的 | 結婚のお祝いをいただいた方々へ感謝の気持ちを伝える |
送付時期 | 結婚式後なるべく早く(遅くとも1ヶ月以内) 新婚旅行などで遅れる場合は事前に連絡 |
宛名 | 丁寧に書く(誤字脱字、住所間違いに注意) 宛名書き専用のペンを使用 |
封筒・切手 | お祝いにふさわしいデザインの封筒を選ぶ 切手をまっすぐに貼る |
お礼状の意義 | 結婚式後も良好な関係を築くための大切な手段 感謝の気持ちと今後の付き合いを大切にする気持ちを伝える |