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夜会巻き:上品さと多様性を兼ね備えた髪型

「夜会巻き」という呼び名は、夜に行われる社交的な集まり、つまり夜会にぴったりの髪型であることに由来します。その名の通り、華やかでありながら上品さを持つこの髪型は、正装に身を包んだ姿を一層美しく引き立てます。古くは明治時代後期から大正時代にかけて、西洋の文化が日本に流れ込んできた頃、洋服と共に日本にもたらされたと伝えられています。 当時、上流階級の女性たちは夜会に臨む際、こぞってこの髪型を結い上げました。夜会に集う人々は、その優雅で洗練された雰囲気に魅了されたことでしょう。現代においても、夜会巻きが持つ気品と洗練された印象は色あせることなく、多くの人々に愛され続けています。和服にも洋服にも合わせることができるため、様々な場面で活躍する汎用性の高さも魅力の一つです。まさに時代を超えて受け継がれてきた髪型と言えるでしょう。 夜会巻きは、髪を後頭部でまとめ上げることで、うなじの美しさを際立たせます。また、顔周りをすっきりと見せる効果もあり、知的な印象を与えます。夜会巻きを作るには、髪を一つにまとめ、ねじりながらピンで固定していく方法が一般的です。髪の長さや量、そして場に合わせた雰囲気によって、アレンジを加えることも可能です。例えば、髪飾りを添えたり、ねじり方を変えることで、より華やかな印象に仕上げることもできますし、逆にシンプルにまとめることで、落ち着いた雰囲気を演出することも可能です。このように、夜会巻きは様々なアレンジが可能なため、自分らしい個性を表現することができます。時代と共に変化しながらも、その美しさは変わることなく、これからも多くの人々を魅了し続けるでしょう。
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結婚式に映える!シニョンで上品な花嫁に

「シニョン」とは、後ろ髪をまとめて丸く形作った髪型のことを指します。フランス語で「束ねた髪」や「まげ」という意味で、丸い形から「お団子頭」とも呼ばれています。日本では昔からまげには様々な種類があり、身分や立場、年齢、職業、儀式、流行などによって多種多様なまげが結われてきました。現代でも和装の花嫁の髪型として、伝統的な日本髪を結い上げるスタイルは根強い人気があります。一方で、シニョンは洋装の花嫁の髪型として人気です。近年は洋装だけでなく、和装の花嫁にもシニョンを取り入れた髪型が人気を集めています。着物やドレスにも合わせやすく、上品で優雅な雰囲気を醸し出せるため、結婚式のようなお祝いの席に最適な髪型と言えます。 シニョンを作るには、まず髪全体をまとめて、根元でポニーテールのように輪ゴムで束ねます。次に、束ねた髪をねじりながら輪ゴムの周りに巻きつけ、丸めて団子状にしていきます。最後に、ピンで留めて形を整えれば完成です。ピンだけでなく、髪飾りを用いることで、より華やかな印象を与えることができます。シニョンはシンプルなものから華やかなものまで、様々な種類があります。ドレスの模様や雰囲気に合わせて、色々な形を楽しむことができます。たとえば、低い位置で作ったシニョンは落ち着いた雰囲気を、高い位置で作ったシニョンは若々しい印象を与えます。また、髪をねじる前に逆毛を立ててボリュームを出したり、編み込みを組み合わせたりすることで、さらに華やかさを増すことができます。シニョンは、結婚式だけでなく、普段使いにもアレンジできる便利な髪型です。ちょっとした工夫で様々な表情を見せるシニョンを、ぜひ楽しんでみてください。