
キャスケードブーケ:花嫁を彩る滝
滝のように流れる水を思わせる、華やかな曲線美が特徴のキャスケードブーケ。その名前は、まさに流れ落ちる滝(カスケード)をイメージして作られることに由来します。いくつもの花々が、上から下へと優雅に流れるように配置され、美しい曲線を描きます。ブーケの上部は、花嫁の手元に美しく収まるよう、コンパクトにまとめられています。そこから徐々に花が広がり、裾に向かって流れ落ちるようなシルエットが生まれます。
このブーケは、流れるようなラインとたっぷりと使用された花材によって、非常に華やかで印象的な見た目になります。そのため、挙式という特別な場で花嫁の手元を彩るブーケとして、人気を集めています。特に、トレーン(裾)の長いウェディングドレスとの相性が抜群です。ドレスの流れるようなラインとブーケのシルエットが調和し、花嫁の美しさをより一層引き立てます。
キャスケードブーケに使われる花材は、バラやユリ、胡蝶蘭など、華やかで上品な花が選ばれることが多いです。もちろん、季節の花や花嫁の好みの花を取り入れることも可能です。花材の色合いによっても、ブーケ全体の印象は大きく変わります。純白のウェディングドレスには、白や淡いピンク、クリーム色などの柔らかな色合いがよく合います。一方、カラードレスには、ドレスの色味に合わせて、より鮮やかな色の花やグリーンを大胆に取り入れるのも素敵です。
キャスケードブーケは、その大きさや形から、存在感があり、写真にも映えるため、結婚式の思い出を美しく残すアイテムとしても最適です。挙式だけでなく、披露宴や前撮りなど、様々なシーンで活用できる、魅力あふれるブーケと言えるでしょう。