コンフェッティ

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披露宴

幸せを呼ぶ砂糖菓子:ボンボニエラの魅力

結婚の喜びを分かち合う、可愛らしい贈り物「ボンボニエラ」。耳慣れない言葉ですが、イタリアの結婚式には欠かせない、素敵な習慣の一つです。 ボンボニエラとは、結婚式に参列してくれたお客様へ、新郎新婦から贈る小さな贈り物のことです。その始まりは、フランスの「ドラジェ」と呼ばれる砂糖菓子にあります。砂糖菓子を可愛らしい入れ物に詰めて贈る風習がイタリアにも伝わり、今では結婚式に欠かせないものとなりました。 イタリアでは、この砂糖菓子のことを「コンフェッティ」と呼びます。アーモンドを砂糖で包んだ、小さくて可愛らしいお菓子です。このコンフェッティを5粒、小さな入れ物に詰めて贈るのが伝統的なスタイルです。5粒にはそれぞれ意味があり、「健康」「富」「幸福」「子孫繁栄」「長寿」を象徴しています。新郎新婦からお客様へ、幸せを願う気持ちが込められています。 ボンボニエラを入れる入れ物は、袋や箱、陶器やガラスなど、様々な素材や形のものがあります。新郎新婦のこだわりや結婚式の雰囲気に合わせて、自由に選ぶことができます。可愛らしいリボンや飾りを添えて、より一層華やかな贈り物になります。 ボンボニエラは単なるお菓子の入れ物ではなく、新郎新婦からお客様への感謝の気持ちと、幸せのお裾分けです。受け取ったお客様は、結婚式の幸せな記憶と共に、この小さな贈り物を大切に持ち帰るのです。イタリアの結婚式では、ボンボニエラが特別な日を彩る、大切な役割を担っています。