
指輪選びの第一歩!裸石の魅力
飾りとなる台や枠にはめられていない、磨かれただけの宝石のことを裸石と言います。宝石そのものの美しさをじっくりと味わえるのが魅力です。別名「ルース」とも呼ばれ、宝石店で美しく輝く小さな宝石を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。ダイヤモンドやルビー、エメラルド、サファイアなど、様々な種類の宝石が裸石の状態で見られます。
これらの裸石は、言わば無限の可能性を秘めた宝石の素です。指輪やネックレス、イヤリング、ブローチなど、様々な宝飾品へと姿を変えることができます。もちろん、そのままコレクションとして集める楽しみ方もあります。自然が生み出した美しい輝きを、そのまま手元に置いておくことができるのです。
裸石は、原石を研磨し、カットを施しただけの状態です。原石の段階では、宝石の潜在的な美しさは隠されています。熟練の職人が原石の形や特徴を見極め、丁寧にカットと研磨を施すことで、初めて宝石本来の輝きが最大限に引き出されるのです。そのカットの技術によって、輝き方や色の見え方が大きく変わるため、職人の技が非常に重要となります。
宝飾品を作ろうと考えている人にとって、裸石選びは夢の実現に向けた最初のステップです。どのようなデザインにするか、どの金属と組み合わせるか、どんな宝石を選ぶかによって、世界に一つだけのオリジナルの宝飾品が生まれます。裸石はまさに、宝飾品という夢の始まりと言えるでしょう。それぞれの裸石が持つ個性的な輝きや色合いをじっくりと吟味し、自分にとって特別な一つを見つける喜びは、何物にも代えがたいものです。