
幸せのおすそ分け:サムシングボロー
結婚式には古くから伝わる様々な言い伝えがあります。その中でも「サムシングフォー」は特に有名で、花嫁が結婚式で身につけると幸せになれるとされる4つのアイテムのことを指します。「何か新しいもの(サムシングニュー)」、「何か古いもの(サムシングオールド)」、「何か借りたもの(サムシングボロー)」、そして「何か青いもの(サムシングブルー)」です。
この記事では、その中の「サムシングボロー」について詳しくお話します。「サムシングボロー」とは、既に幸せな結婚生活を送っている友人や親族から何かを借りて、結婚式で身につけることを言います。一体なぜ幸せな結婚生活を送っている人から物を借りるのでしょうか?それは、その人の幸せをおすそ分けしてもらい、自分も幸せな結婚生活を送れるようにという願いが込められているからです。単に物を借りるだけでなく、幸せの連鎖、バトンを受け継ぐという意味合いを持っているのです。
何を借りるかは特に決まりはありません。アクセサリーやハンカチ、ベールなど様々です。例えば既婚の友人から結婚指輪を借りたり、母親から真珠のネックレスを借りたりするのも良いでしょう。また、目立たないものを借りるのもおすすめです。例えば、ヘアピンや靴の中敷きなど、人目に触れなくても幸せにあやかることができます。
サムシングボローは、幸せな結婚生活を送っている人と繋がりを感じ、その幸せにあやかれる素敵な習慣です。ぜひ、あなたの結婚式にも取り入れて、幸せの連鎖を感じてみてはいかがでしょうか。周りの人に幸せを分けてもらうことで、より一層温かく、幸せな気持ちで結婚式を迎えられることでしょう。