
清楚な雰囲気を演出するロールカラーの魅力
襟の中でも、ふわりと巻いたような、柔らかな曲線を描くものがロールカラーと呼ばれます。まるで巻物を首元に巻いたように見えることから、その名が付けられました。この襟は、襟腰と呼ばれる帯状の布が首に沿って立ち上がり、その後、外側に折り返るという独特の構造をしています。この襟腰こそが、ロールカラーの最大の特徴であり、その高さや形、そして折り返り具合によって様々な表情を生み出します。
襟腰が高いものは、首を包み込むようにしっかりと立ち上がり、上品で落ち着いた印象を与えます。まるで貴婦人のような、気品あふれる雰囲気を演出してくれるでしょう。一方、襟腰が低いものは、首元を優しく包み込み、柔らかく可愛らしい印象になります。花嫁の初々しさや、愛らしさを引き立ててくれるでしょう。
折り返り方も、ロールカラーの魅力を左右する重要な要素です。大きく外側に折り返るものは、華やかで大胆な印象を与えます。一方、小さく控えめに折り返るものは、上品で清楚な印象を与えます。生地も、ドレスと同じものを使う以外にも、レースやビーズで飾ったものなど、様々な種類があります。繊細なレースをあしらえば、より一層可憐な印象に。ビーズで華やかに飾れば、より輝きを増し、特別な日を彩ってくれるでしょう。
ロールカラーは、顔周りを華やかに、そして上品に見せてくれる効果があります。また、首を長く、ほっそりと見せる効果も期待できるため、全体のスタイルアップにも繋がります。ドレスのデザインや、花嫁の雰囲気、そしてなりたいイメージに合わせて、襟腰の高さや折り返し方、素材などを吟味することで、より魅力的な花嫁姿を実現できるでしょう。肌の露出が少ないため、露出を抑えたいと考えている方にもおすすめです。