
披露宴の延長料金:知っておくべき基礎知識
人生の門出を祝う晴れやかな宴、結婚披露宴。多くの人にとって忘れ難い一日となるこの祝いの席には、一般的に二時間半という時間が設けられています。楽しい時間は矢のように過ぎ去り、あっという間に予定の時間が過ぎてしまうことも珍しくありません。ゲストとの会話や、趣向を凝らした出し物に興じているうちに、気付けば時刻は予定時刻を過ぎている、ということもよくある光景です。
この時、発生するのが延長料金です。文字通り、披露宴会場の使用時間を延長した場合に発生する追加料金のことです。披露宴会場によって、料金の決め方や金額は様々です。例えば、三十分単位で加算される場合もあれば、十五分単位で細かく計算される場合もあります。また、一時間あたりで料金が設定されている会場もあります。さらに、延長料金には、会場使用料だけでなく、従業員の人件費や、場合によっては、飲食の追加料金が含まれるケースもあります。
この延長料金、思わぬ高額な出費につながる可能性があるため、事前の確認が肝要です。結婚式という大きな喜びの場で、後から金銭的なことで思い悩むことがないよう、事前に会場側に確認しておくことが大切です。具体的には、延長料金の有無、料金体系(時間単位か、定額か)、金額、何を含んでいるのか(会場費のみか、人件費も含むのか)等をしっかりと確認しましょう。また、披露宴の進行について、司会者と綿密な打ち合わせを行い、時間管理を徹底することも重要です。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますが、事前の準備と心掛けで、予算内に収め、心から満足のいく、思い出深い披露宴にすることができるでしょう。