引き上げ料

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結婚式のお金の話:引き上げ料ってなに?

結婚という人生の大きな節目において、結婚式は特別な一日です。新郎新婦は、多くの参列者に祝福されながら、永遠の愛を誓い合います。とりわけ新婦は、この日を迎えるまでに、衣装選びや美容の手配など、念入りな準備を重ねてきました。そして当日、華やかな衣装と美しい化粧で、誰よりも輝きを放ちます。 披露宴では、美味しい料理を味わい、楽しい会話や演出に興じ、祝いの席は華やかに盛り上がります。しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎ、宴もたけなわのうちに、お開きの時が近づいてきます。すると、新婦はまばゆいばかりの晴れ姿から、普段の姿に戻らなければなりません。この、婚礼衣装を脱ぎ、化粧を落とし、髪型を元に戻す一連の作業を「引き上げ」と言います。 引き上げには、美容師や着付け師の技術と時間が必要となるため、当然ながら費用が発生します。これを「引き上げ料」と言います。引き上げ料は、式場や美容室、あるいは着付け師との契約内容によって、結婚式の全体の費用に含まれている場合と、別途請求される場合があります。また、その金額も数千円から数万円までと、式場や美容室によって大きく異なります。高額になる場合もあるため、契約前に必ず確認しておくことが大切です。 引き上げ料は、具体的には、婚礼衣装の着脱ぎの手伝い、かつらの取り外し、化粧落とし、髪型のセット直し、アクセサリーの取り外しなどの作業に対する費用です。これらの作業は、新婦にとって負担となる場合もあるため、引き上げ料を支払うことで、専門家による丁寧なサポートを受け、安心して式を終えることができると言えるでしょう。 結婚式という特別な一日の締めくくりとして、引き上げ料についても事前にしっかりと理解し、後悔のないように準備を進めていきましょう。
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結婚式後の引き上げ:知っておくべきこと

結婚披露宴という華やかな祝いの場が終わり、参列客の姿も見送った後、花嫁にとって大切な儀式が待っています。それが「引き上げ」です。引き上げとは、文字通り「上げるもの(ここでは主に衣装や装飾品)を引き下げる」ことで、具体的には花嫁の婚礼衣装や髪型、化粧などを元に戻す一連の作業を指します。きらびやかなドレスや白無垢、色打掛といった特別な衣装を脱ぎ、普段着に着替えることで、花嫁は非日常から日常へと戻っていくのです。 引き上げの際には、介添え人や着付け師、美容師といった専門家が付き添い、丁寧に作業を進めていきます。長時間着用していた重たい衣装や、複雑に結い上げられた髪型を解くのは、花嫁にとって心身ともに解放される瞬間でもあります。華やかな化粧を落とし、素顔に戻っていく過程は、まるで夢のような一日を終え、現実へと帰っていく心の旅路のようです。この静かな時間は、花嫁が結婚式の感動や喜びを改めて噛み締め、これから始まる新たな人生への思いを馳せるための貴重なひとときと言えるでしょう。 引き上げは単なる衣装や化粧を元に戻す作業ではありません。それは、祝福に包まれた一日を締めくくり、夫婦としての新たな門出を迎えるための大切な儀式なのです。賑やかで華やかな披露宴とは対照的に、静かで穏やかなこの時間は、花嫁にとって忘れ得ぬ思い出の一つとなるでしょう。そして、引き上げを終えた花嫁は、晴れて新しい人生へと歩みを進めていくのです。