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結納

親族書って必要?結婚式の基礎知識

親族書とは、結婚する二人の家系図のようなもので、お互いの親族関係を分かりやすく示した書類です。これから親戚となる両家の家族構成を把握するために作成します。具体的には、自分を中心とした三親等以内の生きている親族の氏名、続柄、年齢、住所、職業などを記します。 親族書を作成することで、結婚後の親戚づきあいを円滑に進める助けとなります。初めて顔を合わせる親戚の名前や関係性を事前に知ることができるため、結婚式当日の挨拶や会話もスムーズになります。また、急な不幸があった際に、すぐに連絡を取り合える関係を築くためにも役立ちます。さらに、家系を知ることで、将来生まれてくる子どもの名前を決める際にも役立つことがあります。 親族書は、古くから家と家との結びつきを大切にしてきた日本の結婚において重要な役割を果たしてきました。昔は結婚の際に、家同士の釣り合いを見るために親族書が欠かせないものでした。親族書を通じてお互いの家系や親族関係を理解することは、結婚の承認を得る上で非常に大切な要素だったのです。 現代では、結婚のスタイルも多様化し、親族書の作成を省略することも珍しくありません。しかし、親族書を作成することで、両家の親族がお互いをより深く知り、良好な関係を築く良い機会になります。結婚は単に二人の結びつきだけでなく、二つの家族の結びつきでもあります。親族書を通じて親族間の理解を深めることは、結婚生活をより豊かで幸せなものにするために、今もなお大切な意味を持っていると言えるでしょう。