言葉遣い

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挙式

結婚式のタブー?重ね言葉の謎を解く

結婚を祝う席での話し言葉には、いくつか注意が必要な点があります。その中でも、うっかり使ってしまいがちなものの一つに「重ね言葉」があります。これは、同じ意味を持つ言葉を重ねて使う表現のことを指します。例えば、「重ね重ね」「くれぐれも」「返す返す」「再三再四」「幾度となく」といった言葉が挙げられます。 一見すると、これらの言葉は丁寧な言い回しのように感じられ、相手に強い思いを伝えたい時などに便利に使えるように思えます。しかし、結婚のお祝いの場では、これらの言葉は避けるべきとされています。「重ね重ね」などの言葉は、物事を繰り返すという意味合いが強く、結婚という人生の新たな門出においては、再婚を連想させてしまうため、縁起が悪いと考えられているからです。 結婚は、二人にとって一度きりの大切な日です。新しい人生の始まりを祝う晴れやかな席には、未来への希望に満ちた、前向きな言葉を選ぶことが大切です。「重ね重ね」のような言葉ではなく、「心から」「本当に」「深く」など、気持ちを伝える別の表現を使うことで、よりお祝いの気持ちが伝わるでしょう。例えば、「心からお二人の幸せを願っております」や「本当に素晴らしい結婚式でした」といった表現は、新郎新婦にとって嬉しい言葉となるでしょう。 結婚という特別な日を祝う際には、言葉選びにも気を配り、新郎新婦の門出を心から祝福する言葉で、喜びを分かち合いましょう。祝福の気持ちを伝える表現方法は様々あります。重ね言葉ではない、ふさわしい表現を使うことで、より一層お祝いの気持ちが伝わるはずです。
披露宴

結婚式のスピーチ、忌み言葉に注意!

人生の新たな出発をお祝いする結婚式は、この上なく喜ばしい席です。幸せに満ちた空間で、結婚する二人とその家族、そして友人たちが未来への希望を共に分かち合います。数ある結婚式のイベントの中でも、お祝いの気持ちを伝えるスピーチは特に大切な時間と言えるでしょう。しかし、スピーチ原稿を考える際には、うっかり口にしてしまいがちな、祝いの場にはふさわしくない言葉に注意が必要です。良かれと思って話した言葉が、実はお祝いの席に相応しくない言葉だった、ということがないように、前もってしっかりと確認しておくことが大切です。 この文章では、結婚式のスピーチで避けるべき言葉とその理由、そして適切な言い換え方について詳しく説明していきます。結婚する二人にとって忘れられない一日を、より輝かしいものにするためにも、言葉選びに心を配り、心からの祝福を伝えましょう。具体的には、「別れる」「切れる」「壊れる」「終わる」といった言葉は、結婚生活の終わりを連想させるため避けましょう。これらの言葉の代わりに、「別れる」は「離れる」や「遠くへ行く」に、「切れる」は「繋がる」の反対の意味で使う場合は「途切れる」に、「壊れる」は「壊す」の受け身形で使う場合は「損なわれる」に、「終わる」は「終える」の受け身形で使う場合は「締めくくられる」と言い換えることができます。また、「重ね重ね」「返す返す」といった言葉も、繰り返すという意味を持つため、不幸が繰り返されることを連想させるとして避けられることがあります。これらの言葉の代わりに、「重ね重ね」は「何度も」に、「返す返す」は「くれぐれも」と言い換えることができます。さらに、数字の「四」や「九」は、それぞれ「死」「苦」を連想させるため、結婚式の場では使用を控えるのが一般的です。 結婚式は、新しい人生の門出を祝う大切な儀式です。スピーチを任された人は、新郎新婦への祝福の気持ちを伝える大切な役割を担っています。忌み言葉に注意し、適切な言葉を選ぶことで、新郎新婦にとってより思い出深い一日となるよう、心を込めてスピーチを準備しましょう。