「む」

記事数:(3)

結婚準備

六つ切り写真の選び方:結婚式の思い出を形に

写真屋さんでよく見かける「六つ切り」という写真。一体どんな大きさで、どんな時に使われるのでしょうか? 六つ切りとは、名前の通り、昔ながらの印画紙、全紙と呼ばれる大きな紙を六つに分割した大きさからきています。縦の長さが203ミリメートル、横の長さが254ミリメートルで、事務作業でよく使うコピー用紙のB5判とほぼ同じ大きさです。 よく見かけるL判の写真と比べてみると、縦にも横にも二枚強を並べたくらいの大きさになります。L判の写真では小さすぎて見づらい、という場合でも、六つ切りなら一人ひとりの顔や表情がはっきりと分かります。 結婚式の集合写真や、家族写真、あるいは大人数での記念写真などを飾るのにもってこいの大きさです。 六つ切りの写真は、様々な用途で使えます。 思い出を大切にしまっておく写真アルバムに収めるのはもちろんのこと、お気に入りの額縁に入れて、リビングや寝室などに飾るのも良いでしょう。また、結婚式の記念写真として、両親や祖父母への贈り物にするのも素敵です。程よい大きさなので、手軽に持ち運ぶこともできます。 特に結婚式では、六つ切りの写真は定番のサイズとなっています。 式場で撮影した集合写真や、新郎新婦の並んで撮った写真などを六つ切りで印刷し、額縁に入れて飾ったり、両親にプレゼントしたりする方が多いようです。結婚式の感動と喜びをいつまでも鮮やかに残せるよう、六つ切りの写真で素敵な思い出を形にしてみてはいかがでしょうか。
挙式

無宗派教会で叶える結婚式

特定の宗派や教団に属していないキリスト教会を、私たちは無宗派教会と呼びます。古くからある伝統的な教会とは少し異なり、決まった教えや儀式にとらわれることなく、より自由な形で信仰活動が行われています。 例えば、礼拝の進め方や聖歌の種類、教会全体の雰囲気も実に様々です。それぞれの教会が持つ個性や特色が、色濃く表れていると言えるでしょう。近年、その自由さや多様性が注目され、若い人たちを中心に多くの人が訪れるようになっています。 また、伝統的な教会に比べて、格式ばった堅苦しいイメージがなく、親しみやすい雰囲気を持っている教会が多いことも、無宗派教会の特徴です。そのため、キリスト教の信者でなくても、気軽に足を運ぶことができます。結婚式のようなお祝い事にも、広く利用されるようになっています。 無宗派教会で行われる結婚式は、伝統的な教会式とはまた違った魅力にあふれています。例えば、自由に曲を選べたり、式次第を自分たちで組み立てたりと、二人の希望を叶えることができます。厳かな雰囲気の中にも、温かみのあるアットホームな式を挙げたいと考える二人にとって、無宗派教会はぴったりの場所と言えるでしょう。さらに、教会によっては、ガーデンウェディングやレストランウェディングのような、様々なスタイルの結婚式に対応しているところもあります。 このように、無宗派教会は、多様なニーズに応えることができる柔軟性が魅力です。信仰の場としてはもちろんのこと、人生の大切な節目を彩る場としても、今後ますますその存在感を増していくことでしょう。
結婚準備

結婚における結び切りの意味

水引とは、贈り物や封筒に彩りを添える飾り紐のことで、古くから日本の贈答の文化において大切な役割を担ってきました。色とりどりの紐を様々な形に結ぶことで、贈る相手への思いを表す、日本ならではの美しい風習です。 数ある水引の結び方のうち、「結び切り」は一度結ぶと容易にはほどけないことから、「一度きりであってほしい出来事」を表す結び方として用いられます。人生における大きな節目であり、一度きりであることが望ましい結婚は、まさにこの結び切りがふさわしい出来事と言えるでしょう。結婚の贈り物には、この結び切りを用いることで、贈り主が二人の末永い幸せを願う気持ちを表すのです。 結び切りは結婚祝い以外にも、弔事や病気見舞いなど、繰り返したくない出来事の贈り物にも用いられます。例えば、葬儀の香典や、病気見舞いなど、再び起こってほしくない出来事には、結び切りが選ばれることが一般的です。これらの贈り物に蝶結びを用いることは、タブーとされていますので、注意が必要です。 一方で、入学祝い、出産祝い、誕生日祝いなど、何度あっても喜ばしい出来事には、何度でも結び直すことができる「蝶結び」が用いられます。このように、水引の結び方にはそれぞれ意味があり、贈り物の種類や目的に合わせて適切な結び方を選ぶことが、贈答における大切な作法と言えるでしょう。さらに、結び目を中央に配置することも、日本の贈答文化における伝統的な作法の一つです。贈る相手の幸せを願い、丁寧に結ばれた水引は、贈り物に込められた真心を伝える、大切な役割を果たしているのです。