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結婚準備

結婚式の人気日取り「大安」とは?

昔から暦には吉日とされる日がいくつかありますが、中でも大安は六輝の中でも最も縁起が良い日とされています。大安は「大いに安し」と書き、その名の通り、何事を始めるにも良い日、万事うまくいく日と信じられてきました。人生における大きな出来事、特に新たな門出を祝う日取りとしては最適とされ、結婚式を挙げる日としても大変人気があります。 結婚式は大安を選ぶべきか迷う人もいるかもしれません。しかし、大安は新しい人生の船出を祝う結婚式にこれ以上ないほどふさわしい日と言えるでしょう。古くから日本では、大安の日に結婚式を挙げると、その後の人生も順風満帆で、幸せに満ちたものになると言い伝えられてきました。この言い伝えは迷信と言う人もいるかもしれませんが、大安の日に結婚式を挙げることで、夫婦の絆がより一層強まり、末永く幸せに暮らせるという安心感を得られるのではないでしょうか。 大安の日に結婚式を挙げることは、単なる縁起担ぎを超えた、日本文化への深い理解と敬意の表れでもあります。祖先から受け継がれてきた伝統や文化を大切にする心を、結婚式という人生の晴れの舞台で示すことは、新郎新婦にとってはもちろん、両家の家族にとっても大きな喜びとなるでしょう。大安の日に執り行われる結婚式は、祝福に満ちた雰囲気に包まれ、参列者全員が幸せな気持ちで新たな夫婦の門出を祝う、忘れられない一日となるでしょう。もちろん、大安以外にも友引や先勝など吉日とされる日はありますので、どうしても都合がつかない場合は、他の吉日を選んで結婚式を挙げるのも良いでしょう。大切なのは、二人が納得し、喜びに溢れた一日とすることです。
演出

体重ベア:感謝を伝える贈り物

生まれた時の重さで作られたクマのぬいぐるみは、近年、結婚式の贈り物として人気を集めています。このぬいぐるみは「体重ベア」と呼ばれ、生まれたばかりの赤ちゃんの体重と同じ重さで丁寧に作られています。ふわふわとした柔らかな手触りと、愛らしい表情が特徴です。 この体重ベアは、単なるぬいぐるみ以上の存在です。生まれた時の感動を呼び覚ます重さを抱きしめることで、両親への感謝の気持ちが自然と湧き上がってきます。また、その重さは、親がどれだけの愛情を注いで育ててくれたかを改めて感じさせてくれます。まさに、言葉では言い表せない感謝の気持ちを伝える贈り物として最適です。 体重ベアは、一つ一つ手作りで作られています。そのため、同じものは二つと存在せず、世界に一つだけの特別な贈り物となります。また、赤ちゃんの名前や生年月日を刺繍で入れることも可能です。この刺繍によって、さらに特別な贈り物となり、時が経っても色褪せない思い出を形として残すことができます。 結婚という人生の大きな節目に、新しい家族の誕生を祝う贈り物として、また、両親への感謝の気持ちを伝える贈り物として、この体重ベアは、その重さ以上の価値と感動を与えてくれるでしょう。柔らかなぬいぐるみに込められた深い愛情は、きっと受け取った人の心を温かく包み込んでくれるはずです。
和装

伊達締め:着姿の決め手

伊達締めは、着物を着る際に必要不可欠な、肌着の上に着ける下着の一つです。帯のように幅広の布で出来ており、腰に巻いて使います。着物姿を美しく整え、着崩れを防ぐという大切な役割を担っています。ちょうど帯を締める位置に巻くことで、着物のラインを整え、おはしょりを美しく保ち、帯がずり落ちるのを防ぎます。 伊達締めには様々な種類があります。大きく分けると、織りのしっかりとした「博多織」や「博多献上」と呼ばれるものと、柔らかく伸縮性のある「シャーリング」と呼ばれるものがあります。博多織の伊達締めは、絹糸を使ったものが多く、締め心地がしっかりとしています。格式高い着物や、礼装に用いることが多く、白や淡い色が一般的です。一方、シャーリングの伊達締めは、締め付け感が少なく、着心地が楽なのが特徴です。普段着や浴衣などに用いられることが多く、色柄も豊富です。 伊達締めの色は、着物の種類や格、季節、そして着用する場面に合わせて選びます。礼装には白、または白に近い生成りや薄ピンクなどの淡い色が用いられます。普段着には、着物や帯の色柄と調和する色を選び、おしゃれを楽しむことができます。また、素材も絹やポリエステルなど様々です。絹の伊達締めは、吸湿性や通気性に優れ、着心地が良い一方、ポリエステルの伊達締めは、シワになりにくく、お手入れが簡単です。季節や着物の種類に合わせて、適切な素材のものを選びましょう。 伊達締めを正しく締めることで、着物のシルエットが美しく保たれ、一日中着崩れすることなく快適に過ごすことができます。着付けに慣れていない方は、着付け教室などで正しい締め方を学ぶのがおすすめです。伊達締めは、着物姿を美しく保つための縁の下の力持ちと言えるでしょう。